この言葉は、平澤建築事務所の家づくりの基本である。 いい住み心地の実現を一貫して追求し続けてきた中で、この涼温な家が生まれたと言えます。 家づくりの中で、空気と景色の二つ同時確立を追求しています。 住み心地の良し悪しは空気にあると考え、その質の追求を怠る事をしない。 【「いい家」が欲しい。】の本の精神である、住み心地の飽くなき追求が、今のセンターダクト換気システムへとつながる。 最近、かなり似たようなシステムが出回ってきていると聞いた。 大切な事です。 裏付けされたシステムを求めたい。 涼温な家は、断熱、気密、換気システムを一体として、長い年月を費やし、研究を重ね、更に改善を繰り返して、現在があるのだ。 その貴重なノウハウは宝に匹敵すると自負してます。 いい空気は人を癒す力があります。 空気は空間である。 その空間は景色であり、 それをデザインする事が我々の天職であるとさえ思っています。 空気と景色とは一体で美しさを出す。 そんなトータルデザインされた涼温な家を、もっと広めて行くためにも、自分を高めていきます。 平澤　政利

このタイトルは、12年前に築120年の家をリフォームを行い、その家を取材された時に、どうしても使って欲しいと、新聞社に申し出た言葉です。 一見、キザな言葉にも聞こえるかもしれませんが、自分としては、その暖かい家を、素直に率直に伝える唯一のシンプルな言葉でした。 今、書店に並んでいる住宅本、「和MODERN」。 その本にも、改めて紹介されているリフォームの家です この家は、築120年の風情を大切にしながら、屋根、外壁、基礎まで、全て外断熱とした家です。 不具合な柱、土台等は取り換え、必要な補強や耐震性を高め、安全、安心を、しっかりと共存させた。 勿論、ご夫婦の刻まれた思い出を残すべきは大切にし、そこに新たなデザインを吹き込む事で、ワクワクした物語が生まれてくる。 素材、光、そして影。見える緑も、ロケーションも、しっかり計画に取り入れる。 家づくり、リフォームには、ロマンが必要であると常々口にしてます。 だから設計者は、いつも好奇心旺盛であり、自らを高め、行動的、チャレンジャーでなければならないと思っている。 それには、いい空気のある住み心地という感性的な価値が、どれだけ位置してくるかにある。 地震が来る度に、倒壊の不安を持ちながら住んでいたという。 また、冬の底冷え環境は想像を越える寒さとのこと。 その古民家に、住み心地を目的とした、空気のリフォームを行ったのだ。 暖かい、マイルドな冬を楽しめる家となった。 12年住んできた現在では、その価値に対して大きく頷いて頂いている。 しかし、その当時は、勇気のいる決断であったと私も感じました。 空気はそのような位置にあるのです。 よって、リフォームの相談先の建築屋の価値観や理念によっては、進む方向か変わる。 この見極めが大切です。 12年過ぎた今、感謝してもらっている事に建築屋として誇りに思う。 近年、このような価値観に共感していらっしゃる方々が多くなっていると感じてます。 12年前に使った言葉が沸いてきたので、ブログを書いた。 もう一度、 リフォームしたもの・・・実は「空気」です。 平澤　政利

本日は長岡市悠久山近くにてT様邸宅の地鎮祭でした。 建替えにて、涼温な家となります。 解体工事は先月末までに完了済みであり、本日の地鎮祭を迎えることとなった。 涼温な家に絶対的信頼をもっていらっしゃるT様。 同時に平澤建築事務所への評価を高く持って頂いている。 有難い感謝の気持ちと同時に、いい家をつくる気構えが、内から沸いてくるものを感じる。 こちらも、現場近くにアパートを借りた。 お客様の負担軽減に、職人達も大変ではあるが自炊しながら、涼温な家をつくり上げます。 みんなの理解と協力によって涼温な家は出来上がって行くのです。 職人達みんなに感謝です。 平澤　政利

４日の早朝に小千谷に向かった。 お昼前に、久しぶりに山本山高原に車でちょっと寄り道。 山頂まで登った。 なんと、一面蕎麦の花が満開となっていた。 ビックリと同時に感動しました。 小千谷は蕎麦処として有名ですが、このような蕎麦畑一面に咲いている、その花を見るのは初めてです。 風も爽やかであり、偶然心地よい景色を堪能することが出来た。 このようなブログを書いていると、どこかから渇が来そうな気もしないでもない。 平澤　政利

本日、M様邸宅の地鎮祭は、それぞれのご家族出席でのおめでたいお虚めであった。 奥様の実家は８年程前に建てたソーラーサーキットの家であり、この度、更に進化した涼温な家を、実家の近くに建てる。 土地が広い事もあり、贅沢な平屋建づくりです。 大きなロフトの一部に換気システムを置く。 換気システムとエアコンはそれぞれ一台であり、ダクトは二系統となる。 最近では、実家がソーラーサーキットの家。 そこで過ごされた方が、嫁ぎ先での家を、涼温な家へと建てるケースが増えてきている。 その逆に、今度は親の家を、または同居をする家を、涼温な家に建てるケースもあり、このかたちも、これからスタートをする。 住み心地の広がりである。 それは有難い口コミの広がりでもある。 午後は体感ハウスにて、Y様と契約をしました。 なんと、8年前から平澤建築事務所で家づくりを考えていたとの話しに、私自身も感動しました。 これから地鎮祭が続きます。 涼温な家づくりが、どんどんスタートする。 平澤　政利

平澤建築事務所は、宅地建物取引のライセンスを所持している者がいます。 よって、土地売買等のノウハウはあります。しかし、不動産業務は行っていません。 家づくりに土地を求めて、そこに新築で建てようと考えておられる方は多いです。 そのような方々より、購入を検討している土地があるので、建築屋側から見た感想を聞きたいという土地契約前の相談事が、ここのところ増えてきております。 平澤の土地についての感想は、売買の利害関係が一切ない。 ご相談に来られたご家族をイメージし、また、土地のクセのような感じたものを、率直に言葉にして伝える。 モヤモヤしている部分がクリアになると、手助けになっているらしい。 勿論、資金計画の中で、土地代金の見極めは不可欠です。 あくまでもトータルで検討すべきです。 家づくりは、家族の物語づくりであると、いつも言っている。 つまり、土地と家づくりは一体であり、そのロケーションを計画に落とし込む必要があります。 家には、家族にとって、求めたいテーマを持つことが大切なことです。 その土地が持つ問題点や良さを確認のために、平澤に声を掛けて下さい。 決断には参考になると、おっしゃって頂いております。 平澤　政利

お盆過ぎに、涼温な家にお住まいのK様より電話を頂いた。 お盆まで、家族皆と涼温な家で過ごされていたおじいちゃんが亡くなった。 100歳を超え足こそ不自由ではあったが、この涼温な家に２年半住んでもらうことができ、本当に良かったです。 そのことを、平澤に伝えたかったとのご連絡でした。 お通夜に出席させて頂き、ご焼香を行なった。 生前のおじいちゃんと、ご家族一緒の写真が並べられていました。 それは、涼温な家でのいい笑顔の写真です。 おじいちゃんにとっても、介護されてきたご家族にとっても、温度差、空気淀み、臭いの無い住まいは、有り難かったとのお言葉を頂きました。 お亡くなりになる数日前まで、涼温な家のご自分の部屋で過ごされた事をお聞きし、おじいちゃんを我々なりにサポート出来たと思いました。 平澤　政利

毎月、体感ハウスの温度と湿度のグラフを公開しています。 先月８月の外気温度を見て頂きたい。 ※グラフをクリックすると拡大表示します お盆前の外温度は、ほぼ毎日35度近い猛暑であったことが記録されています。 最高温度は午後１時前後であり、逆に湿度は反比例して、日中は低くなり、湿度が上がるのは夜中の２時過ぎ頃になっていることがわかる。 その外気の激しい動きに対して、体感ハウスのそれぞれのスペースでは、安定した温度・湿度を示しています。 このデータからも見える快適な住み心地は、涼温換気の全熱交換型換気システムと、小屋裏のエアコン一台でつくり上げられています。 これが、涼温な家です。 それも必要に応じて、節電モード運転を加えたりしている。 よって、ランニングコストを抑えつつ、実現している快適であると自負しております。 涼温な家が、匂いや空気の淀みもクリアしつつ、心地良い住み心地であることが、この様にデータからも感じ取って頂けると思います。 ちなみにグラスウール充填断熱の一般的な家のグラフを初めて公開します。 見比べて下さい。 外気条件は同じです。 ※グラフをクリックすると拡大表示します 平澤　政利

大工工事も終盤になり、M様邸にて細かな棚や造り付家具、そして仕上工事に向けての現場確認打合せを行なう。 特に水廻りでは、今までの生活パターンに合わせた使い勝手も考慮しながら、奥様との会話を中心に詳細を進めていく。 平澤が現場を確認した際に、設計者判断として、より良い空間となるように納まりを変更している部分もあった。 その主旨、思いを伝えると、M様はとても感動して下さった。 実は、ちょうどM様自身も同じようなことを考えていたようで、打合せの時に、私に相談しようと思っていたとのこと。 お客様の言葉の奥に秘められた思いを読み取ること。 常に意識しながら全体を見て、最善の方向へ導いていく姿勢。 まさに、平澤がいつも言っていることそのものであった。 図面から模型、そして現場へと、よりはっきりカタチが見えてくることにM様ご夫婦も、新しい生活が待ち切れない様子であった。 佐藤　吉行