2017.09.30
提案の形
家づくり相談にお客様が体感ハウスに来場されます。
上質な心地良さに共感され家づくりの要望、期待をそれぞれ話をされます。
家族の事、敷地の事、間取りの事、資金計画の事等々です。
平澤建築事務所に来場される方の共通点と言える事は、トイレや洗面脱衣室、または廊下を含め温度差の無い快適な家が基本要望となっています。
その上で省エネやセンス、デザイン、更にはエクステリアバランス等が期待されている。
だから私は、繰り返し土地の条件をしっかり掴む為に、朝陽の光の確認や日中の陽射しの入り方、又、敷地に対する周りの視線対策もしっかり加味した住まいで有りたいと、プランづくりは柔軟な発想でイメージをしながら、スケッチプランを作成します。
大半のプランには、ガレージからアプローチ、造園迄が記入されます。
計画提案の様な平澤の絵なのです。
アナログ人間だから全て手書きであり、色づけもマーカーを使って仕上げる。
3Dの今時の時代に首をかしげる手法です。
しかし、更に打ち合わせが進みますと1/50図をキャドを使い、詳細図面となります。
完成イメージ確認の為に、必要な頃合いで模型を造ります。
お客様共々と外観、室内等々の光の入り方を窓から覗き確認します。
こちらも原始的ですが、方位を合わせればそれぞれの時間別に陽射しの入り方は移動する。
まるで完成した居間を覗き込んでいる様にです。
そしてシルエット、アプローチ、庭、ガレージバランスも一目出来る為にも多いに模型は役に立っています。
平澤が勝手に創る模型ですから契約前に見る様にします。
図面では理解しにくい完成の形を共有したいのです。
模型は、正に設計コンセプトそのものと言えます。
住まい造りには、信頼関係確立が不可欠です。
アナログ人間建築屋のど真剣な家づくりの流れです。
平澤建築事務所
平澤政利