土曜日に気密測定を行ったK様邸の近くは梅畑が多い。 藤五郎梅は、ブランドとして地元はもとより多方面に知られている梅です。 粒はしっかり大きいのですが、種も大きく果肉が少ないような？しかし、人気の梅です。 すっかり春の気配となった梅畑を廻った。 梅の花を写す人達もあちこちに見かける。見知らぬ人なのに写真を撮りながらペコっと挨拶する。 花の力は素晴らしい。 平澤　政利

前にもブログに書きました秋葉区の文化会館です。 Ｔ様邸の近所にあります。 シルエットは里山である秋葉山をイメージしたと聞いている。 デザインより、RCの重量建物の力の流れがとても難解な構造をしている。 外周のコンクリート屋根（散歩道となっている）が浮いているカタチがずっと気になっていた。 コンクリートの大きな塊の圧迫感は確かにあります。 このスラブは下から支えではなく、三次元の中にねじれが入った複雑な力の流れにより、安定をつくった建物なのだ。 つまりRC構造に吊り構造を融合し、力が複雑にからみ合いながら成り立っている。 だから見た目の不思議があちこちにある訳です。 アクロバット的な大胆な建物と言える。 好き嫌いは別として、設計者にとって気になる建物である。 平澤　政利

昨日K様邸の気密測定が行われた。 C値＝0.2c㎡/㎡で気密性能は全く問題ない。 コンパクトな家ではあるが、大工の仕事のスピードと精度の高さには改めて頭が下がる思いだ。 立会いのもとで測定をして、K様も大変満足されていた。 また改めてじっくり現場をご覧になられて、構造のしっかりとした存在感に、これから住まわれる安心感を感じられていた。 図面を見てイメージし難い部分も実際の現場を感じるとすごく分かりやすい、という言葉がとても印象に残った。 我々が当たり前と思っていることが、お施主様にとっても同じとは限らない。だからこそ、お客様がイメージして納得できるまでとことん時間を費やしていこうと思う。 毎日とは言わないが、なるべく多くの機会に進行中の現場を体感して欲しいと思う。 これからも工事は続くが、全力でサポートしていきたい。 佐藤　吉行

上の写真は阿賀野市の新潟東部産業団地にあります、県内最大級の発電をしているメガソーラー発電である。 ご存知かも知れませんが、国道49号線安田町です。 1年ぶりに何気なく寄ってみたら、現在の発電の2倍とも見える規模で、設置工事が広大な土地に進められている。 なぜか力強さを感じた。 新潟の中心部から高速道路を使って20分の所に位置する広い土地は、新しく工場建設も進んでおり、テクノタウンへと変貌してきている。 雪国なりの工夫のある設置により、多雪地域でもメガソーラーの安定発電が確認出来たと言える。 今後このような大規模発電は広がっていくことでしょう。 誰もいない休憩所で弁当を開いて食べてきました。 春の風です。 平澤　政利

　　　 昨日の盛和塾新潟の勉強会は、全国的に見ても新たな学びをスタートした。 身近な塾生6人のパネラーによるフィロソフィを、いかに従業員と共に共有していくかの道のりであり、会社がきっちりと何を大切に考え、どこへ向かうかを明記して、それに近づきしっかり共にしていく。とてもいい学びである。 日本航空再生を、フィロソフィをベースに成し遂げた稲盛氏の哲学を再々再度学ぶ。 学びで止まっている実践不足の自分が見えてきて恥ずかしい。 昨日は特別の空気があった。 平澤　政利

3月25日姫川社員を送る会が開かれた。 いつもお世話になっているチーム平澤の面々が、心から彼を祝福するために忙しい中にも関わらず集まってくれた。 会の中での彼の挨拶や言葉には、真っ直ぐで暖かいその人間性が溢れていて私達も感動した。それと同時に、これほどまでに熱い気持ちで祝福してくれるチーム平澤の皆さんを本当に心強く感じた。こんなに多くの男気溢れる人達に支えられた建築屋は滅多にないと思う。この場を借りて改めて感謝します。 平澤の教えでもあるが、この事務所は建築だけでなく「生き方」を学んでいる。 5年間勤めた彼は1人の男として素晴らしい成長をしたのだと思う。元々持ち合わせていた長所を活かし短所を補ってくれたのは、平澤社長であり、チーム平澤の皆であり、そして携わってきた1棟1棟のお客様達なんだと思う。 長い間一緒に机を並べたわけではないが、年齢も近く少人数の事務所なので、「同僚」と呼べる数少ない仲間である。 遠く離れてしまうが、新潟の地に同じ志を持った人間がいることを忘れないで欲しい。 そして、5年間のかけがえのない経験を活かして、さらに魅力ある男になることを祈っている。 佐藤　吉行

昨日、姫川社員を送る会を開いた。 42名のチーム平澤が出席してくれた。 ご結婚する彼女にも遠方よりお越し頂き、まるでプチ結婚式のようでした。 出席者皆がここまで彼のことを心配し、そして暖かく見守ってくれていたことに、改めて上司として感謝します。 周りからは「鬼の平澤」の所に5年間もいたんだから、どこへ行っても大丈夫だと言われています。 ありがたいことです。 いかにチーム平澤の職人達に支えられてきたかを、しっかり感じ取って、正道をたくましく貫く仕事と生き方をして欲しいと、心から思います。 もちろん目配りしながら感謝とやさしい心は不可欠です。 姫川真人さんは素晴らしいものをいっぱい秘めています。 必ず大きく開花します。 パートナーとなる愛さんを大切にして下さい。 平澤　政利

私にとって、蕗の薹（ふきのとう）は、まさに春を告げる大地の芽である。 山菜としていろんな食べ方があり、蕗みそもいい。 好きな食べ方は、やはり天ぷらです。 毎年、摘んで食べても必ず同じ場所に芽を出す。 今日の読売新聞にも句が出ていた。 蕗の薹見付けし今日はこれでよし うなずける句だ。 本日の勉強会にお越し下さったお客様は、まるで春の爽やかさを持っているようないい雰囲気のご夫婦であり、体感ハウスは春が来たようである。 この涼温換気SA-SHEの家は、明るく暖かい空気に包まれていた。 平澤　政利

今日はＴ様邸の地鎮祭が執り行われた。 高台のロケーションのいい土地に家が建つ。 ご両親の広い敷地内に、別棟としての涼温換気の家づくりがスタートする。 今後、親の土地にご一緒に住む二世帯住宅や分離型住宅の形は多くなっていくと思う。 ほど良い距離を置く住まいづくりも大切なことと同感します。 そのご家族の数だけ家のパターンはある。 目指すのは、いい家族が共にいい形で成長していける、そんな家であること。 子供たちが元気に走り回り、明るい声が響き、いい空気の中でのびのびと育ってゆく。 上質の普通は、実はすごいことなのだと思っています。 来週から杭工事が始まる。 個別リフォームも随時進んでおります。 ようやく春を感じられる季節になった。 平澤　政利

小学生の頃、友達3人と学校の裏山の小さな空地（斜面）に、1坪程の秘密基地をつくって遊んでいた事を思い出した。 拾ってきた板を立てて壁をつくり、屋根は波板トタンをつなぎ合わせ、風で飛ばないよう板で押さえる。 出入口は茶室のにじり口のように低く小さい。扉は縦横に貼った板で、立て掛けて使用していた。 なぜか結構しっかり記憶しているものだと自分なりに感心する。 入口の板の塊（扉）を横に移動し頭をかがめて中に入ると、板の隙間から光が入る。そこは別世界で、ワクワクする楽しさがあった。 その中で仲間達と宿題をやることになっていたが、それは一度もなかった・・・。 山で拾った栗や柿を、その中で食べたことが懐かしい。 1ヶ所に30cm角位の穴を設け窓としていた。それは蓋が閉まるように板が動く。丁番の替わりに紐を使っていた。それが窓である。その窓を半開きにして外を覗く。敵が来ていないか確認するためだ。 ふと、似たような発想で家を考えたりしているのではないかとドキッとした。お客様の方がもっとドキッとしているかもしれない。 その秘密基地は、3ヶ月後に先生によって強制解体を命じられ、思い出だけが今もこうして残っている。 自由な考え方はものづくりには大切である。 今は住み心地を強く求めて家づくりをしている。 平澤　政利