今年も、5月26日から朱鷺メッセにて県展が開催されている。 毎年、開催初日に時間をつくり鑑賞しています。 ここは美術館と全く異なった空気です。 趣味でつくっている県民の美術作品展と言われますが、そのエネルギーのボリュームや質の高さには圧倒されます。 前日に、お客様の作品が入選なさった事を新聞で見つけた。 自分の事の様に嬉しく思います。 又、当日の会場では複数のお客様から声を掛けて頂いた。 私共のお客様は芸術系の方が多いかと思う。 美を追求、楽しみながら過ごされている方々は、見るからにイキイキしてパワフルである。 その人の持つ内面から出るオーラなのかも知れない。 それが作品へのエネルギー源となっているのでは。 集中して取り組めるものが有る人は楽しいと思う。 勿論、究めて行くには並大抵ではない努力と精神力と修行等が必要となって来ますが。 ボーッとしている自分も何か集中、没頭して行けるものを見つけ出せたらと強く思っております。 好きなことをやる。 又、繰り返しやり続ける事により上手くなる。それが好きへとつながる。 好きなこととは自分の繰り返しにより育つものかも知れない。 上手いから楽しい。 しかし最初から上手い人はいないはず。自分の相性に合わせ努力は不可欠です。 極める先人は今でも修行だと言っている。 仕事では、好きか苦手かを初めに決めることは狭すぎる選択ではないかと思います。 上手くなっていくから好きになっていく。 好きな世界を更に広げられる努力は、楽しいことへの展開を広げる事への行動と考えます。 先ずは好奇心から入ろうか と思っている。 　　　　　平澤建築事務所 　　　　　　　平澤政利

昨日はS様邸のご契約でした。 土地の性質を加味した上で、全力でイメージプランを作成しました。 おしゃれで楽しさいっぱいの個性的な涼温な家は、とても気に入って頂いております。 S様邸の涼温な家の契約内容には、以下のものが含まれております。 こだわりのオーダーメイドキッチン、広い浴室、造り付けオリジナルテーブル、住宅設備機器、全照明器具、カーテン予算、造り付けデスクやベンチと棚。 そして、TlP構法による耐震構造や外断熱防蟻基礎を内蔵している。 更に涼温換気システムの全て、楽しいウッドデッキや吹き抜け、そして広々としたリビングダイニングの、梁現しでの斜め天井も、全て見積もりには入っています。 よって、追加工事は殆ど出て来ないのが特徴です。 そして申請手続、諸経費、地盤調査費、消費税が含まれます。 住み心地のイメージが完結された見積もりですので、床暖房やエアコン等を追加オプションで聞くことは、涼温な家づくりでは無い。 価値観の共感と信頼でのご契約である。 外構、造園等については、これから庭師平澤の改めての提案相談で完成する運びとなる予定です。 先ずは敷地草刈りからのスタートです。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

上棟が続いている。 27日夕方には、M様邸の上棟式が執り行われた。 工事の安全祈願とM様邸の繁栄を祈願する。 平澤建築事務所としましても、この弥彦の地域で涼温な家を建築させて頂く事に、大きな重さを感じております。 注目の家づくりが始まっています。 地盤調査から始まり、10m下にある支持層までの鋼管杭挿入設置、その上の外断熱一体打設耐圧盤基礎、そして構造計算、壁量計算、壁バランス計算を元に、TlP構法による構造が用いられる。 理論的耐震性能と、ずば抜けた住み心地のいい涼温換気のM様邸宅である。 職人と共に誇りを持ち、気合を入れてつくりあげて参ります。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

23日に、東京の日本TlP建築協会において、2017年度総会が開かれ出席した。 役員の改選があった。 現在の平澤建築事務所で建てる家は、耐震重視の観点から全棟がTlP構法の建物です。 木造在来工法の耐震では、合板による壁倍率アップと違い、木造への馴染みとその一体は、力学的な強さのみならず構造体に呼吸をも促している耐震強化は、注目を怠れないと考えております。 又、建築基準法構造計算に加算されていない、斜め材の強さも秘められている。 つまり、数値のみならず潜在的強度があるのです。 その強さは、見る者に感動さえ与えてくれます。 土台、柱、TlP斜め材の全てに、桧を使用している。 平澤建築事務所の涼温な家の上棟には、その度引き寄せられる美しさと香りがあると言われている。 誇りにしてつくり続けている涼温な家との相性がとてもいいTlP構法です。 総会後の懇親会では来賓の方々を大勢お招きして、耐震談義に会話が弾んだ。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

建て替えでありますY様邸が22日に上棟した。 延床面積60坪を越える大きな家です。 写真の通りかなりの迫力が有ります。 きびきびした無駄の無い職人の動きは、見ていて気持ちがいいものです。 契約前のお母様の言葉を思い出します。 燕市に建てる家なのに、どうして新潟市の平澤建築事務所に頼むのかと、再三言葉にしておられました。 ご主人は、数年前から建て替えを頭に入れて勉強してこられた。 私共の事務所や、構造・完成内見会へ何度もお越し下さり、確信の中で進んで来た。 住み心地を追求している涼温な家にこだわったY様は共感し、ぶれる事なく平澤の家づくりで進んで来ました。 更には、お母様にも家づくりの説明をして下さった。 有り難い事です。 その期待以上の家づくりを必ず竣工させる決意を、自分の中に固めております。 工事の進行を、仮住まいから毎日ご覧になっているお母様は、此処までの工事の進行を見て、Y様がご決断された涼温な家の価値を、理解され始めているようです。 外断熱耐圧盤一体打設基礎や、土台、柱、TlP斜め材等全て国産桧で建てられている家の迫力にもです。 更にこれから、外張り断熱やセンターダクトの換気による温熱環境、ダクティング工事、快適な小屋裏収納の空気感にも感動なさる事でしょう。 【追伸】 5月27日の写真です。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

イギリスの哲学者、ジェームズ・アレンの著書は、聖書に次いで長年読まれ続けているとの事。 私も何冊か読んでいます。 「原因と結果の法則」は代表的書物かも知れない。 その中で、庭に綺麗な花を咲かせようとします。 花の種を蒔く事は当然です。 種を蒔いても手入れされない花畑は、たちまち雑草で覆い尽くされます。 花を大事にするために雑草をむしってやらなければ、雑草に負けて花を咲かす事は出来ない。 花を植えない庭とて、なにも手入れしないと、変わらないのみならずたちまち雑草で覆い尽くされてしまいます。 アレンは、なにもしない事は衰退の進行であると言っている。 進化とは、細やかな事を地道に一歩ずつ繰り返すことの積み重ねであり、それが大きな成果へと繋がる。 稲盛塾長も全く同じ事をおっしゃっています。 明日こそは草むしりをしようと常に先送りに物事を考えている人は、日々雑草が増えて来る現実に不安と苛立ちを感じていると思う。 今やることが自分を楽にする。 気ままに回りを美しくする事は楽しい事です。 社用車は、月に一回はワックスを掛けています。 17年間乗っている332000kmの愛車ダットサンはピカピカです。 事務所周りの芝も、雑草が無くなり元気に育って欲しいと見ている。 現場のトイレも、洗う人がもっと出てくるときらきらして来る筈です。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

3月・4月度盛和塾新潟の勉強会では、京セラコミュニケーションシステムの幹部をお招きし、「経営力を生み出すアメーバ経営～ひとりひとりの社員が主役～」と題して、高度な実践編を2ヶ月に渡り、オープンに教えて頂きました。 凄い内容であり、理解不足の平澤には勿体無い位です。 企業の成長、発展には必ず売上が必要です。 その中で、時間当たりの採算性と何故利益が必要なのかを追求する事は、フィロソフィの浸透が不可欠と何時も話している事です。 テクニカルな要素は平澤建築事務所では難しいが、採算性を上げる為にどう考え日々どう行動するかで結果は大きく変わって来ます。 本当に必要最小限の材料であり、無駄が発生していないか等の些細な事の繰り返しが現場意識の改善にも繋がる。 全てにおいて、先ずは目標を定めなければならない。 それが無いチームは進行方向がバラバラになり、論外と言わざるを得ない。 そして、その目標達成を1ヶ月後に検証する。 結果の発表です。ここで分析が必要になります。 この時自分以外の原因を挙げる人がいます。 例えば、天候不良、ライバルが強かった、人手不足でタイムリーに仕事が出来なかった、知名度が低い、工事に至っては品物が納品されなかった、設計が難しい、工事現場に駐車スペースが足りなかった等である。 一見ごもっともに聞こえますが、この様な人は前向きな問題解決に取り組んでいない。 全ての原因や責任を自分以外に向ける他責の考えであり、フィロソフィの共有が仕事以前に必要です。 放っておくと、その部署には内向的で自分さえ良ければいい危険な空気が蔓延してしまう。 家づくりに関わらずですが、「自分はこれが足りなかった、次はこの様な手を打ち努力すべき」と、原因を前向きに見ようとするチームは活性的であり、チャレンジャーとして発展して行く。 物事を自責でとらえる人がチームを明るく引っ張って行く人であり、発展させる人である。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　平澤政利

二年前に古民家を改装改築工事しました、田上町のM様からご連絡があった。 筍の時期が終わりそうだから早めに来るようにとのことでした。 昨年も掘りたてを沢山頂きました。 現在工事進行中の加茂の現場の通り道でもあるので、打ち合わせに合わせて訪問しました。 数年前のブログにも書いてありますが、M様は東京のお住まいを売却なさって新潟に来られ、心機一転田舎暮らしをなさっているご夫婦です。 奥様は新潟のお生まれですが、ご主人は東京生まれの東京育ち。 ずっと東京で生活して来られた方です。 勇気ある行動だと思う。 M様との出会いは、以前建築させて頂いたお客様からのご紹介でした。 工事完了後のご夫婦の生活を拝見しておりますと、人生を最大限にマイペースに楽しまれている事がひしひしと伝わってきます。 のどかで穏やかなスローライフとは、この様な生活のことを言うのだろうかと思った。 断熱改修をした薪ストーブのある広々した居間のすぐ目の前に、ご主人が製作・設置された小鳥の巣箱と餌小屋がある。 見ている間にも、小鳥達が入れ替わり飛んで来ては止まり木に掴まり、水を飲んだりしていた。 毎年東京からご友人達が訪ねて来ては、庭先で8人程のバーベキューを楽しまれている。 つい先日、皆さんで食事を共にし、泊まって行かれたとの事です。 建物の裏山である竹林に入り、筍を籠一杯にして降りて来られた。 沢山頂きましたので、私のお客様にも配らせて貰いました。 皆様、田上の筍はご存知でとても喜んで頂けた。 ご主人がきちんとお手入れしている竹林は、竹もそれに応えるかの様にのびのびと気持ち良く育っていた。 地中にはカブトムシの幼虫がいっぱい育っている。 外敵に食べられない様に、保護区は地面にネットがされており思いやりを感じる。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　平澤政利

支持地盤層迄の杭工事の上に 外断熱一体打設の耐圧盤基礎工事が進んでいます。 先日鉄筋検査も完了して、上棟に向かい工事は順調に進んでいる。 基礎は地盤対応設計と共に 上屋の壁量計算、壁バランスの計算と同じ様に大事であり設計者としての責任と力量、そしてキャリアが求められる真髄さと言っても過言では無い。 基礎の鉄筋が図面通りに施工されているかを、 建築基準法施工令と照らし合わせた上確認して行く作業が鉄筋検査です。 必要最低限の基準を唱えている基準法施工令以上の鉄筋の被り厚、定着長さ等をクリアーする事は職業の鉄筋屋は当たり前の知識と仕事であり、 彼らのレベルは高いものがある。 今さら話す事でも無いが耐圧盤基礎設計とは、立ち上がり基礎や梁に区画されたスラブは反力計算により鉄筋の太さ配筋間隔寸法変化する。 よって、単なる大スパンとなるような基礎スラブは、反力計算とコスト面においても再検討すべきと考えます。 耐震、通気、防蟻、湿気対策、不等沈下対策、台風、大雪対策を含めたバランスの良い 強度ある基礎を力学的考えにおいて必要最少限の工事費で生きた基礎工事に最大になる様に投入させる努力もリーダーの役目である。 全ては設計者の知識と力量、 理念と行動で進んで行く。 チームプレーが家づくりです。 個人タイトル狙いの人では足並みは揃わないし、連絡の共有も期待出来ない。 いい家づくりにはベクトルの共有は不可欠である。 追加 5月15日夕方の写真です 　　　　 　　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利

先の盛和塾例会京都出席の翌日に、京都の住宅建築を見て回りました。 桜の花の満開が過ぎ、人通りのピークはおさまったと言うものの、外国人観光客や修学旅行の生徒達を多く見かけた。 有名な神社、仏閣を訪ねている訳ではないのに、観光の方達が街を歩いて散策しています。 京都景観条令の事に詳しい、少しご年配のタクシードライバーの車を貸し切り、住宅を見て回った。 味わいある街並みへ案内して貰っては車を止めて貰い、歩きながら住宅を眺める事を繰り返す。 正に、古く美しい。　 古美るである。 京都の街並み保存の、強く厳しい条令の力を感じます。 形、外部仕上げ材、そして外部の色使いには、とりわけ規制の強さを感じる。 街並みそのものが一体化されている風合いであり、長い歴史の中にある住まいは京都である。 大量生産のハウスメーカーの家を見かけない事も嬉しい。 タクシードライバーも言っておりましたが、素朴で良い味わいのある雰囲気を出している街並みですが、そこにお住まいの方はそれなりに大変な事でもある。 それは、自分の家なのに自分の思うままに自由に家を建て替えることが難しいのである。 改築が多いのも、規制の強さの１つの対策かも知れない。 京都の街並みの中に自分がいるのである。 勿論、他の地域でも建築基準法等で、街並みやそれぞれの建築の規制はされているものの、比較的自由に建てられるものです。 建築に携わる者として考えます。 確かに、ご自分の所有する土地にご自分の家を建てる事ではあります。 頑張って貯めたお金、又は、長期の住宅ローンで自己責任において建築する。 だから自分の自由な家にする。 建築屋はお客様のご要望を受け入れながら、お客様の気に入る家を頑張って造ろうとします。 それがいい建築屋の如くです。 私もその１人と言えるかもしれない。 しかし、厳しい法的規制が少ない地域においても、近隣への配慮や街並みの中に自分の家がある意識を持ちながら、調和のある家づくりを一緒に導きながら進めて行きたいものです。 その意識の小さな一歩がいい街並みをつくることに繋がり、しいてそれが集団となり、いい環境を形成するものとなる。 　　　　平澤建築事務所 　　　　　　平澤政利