（2014年2月27日　新潟日報朝刊1面記事） 先日お電話を頂き、すぐに体感ハウスへお越し下さったＩ様ご夫婦。 ご主人が、「だから『いい家』を建てる。」を読まれた。 そして、本を読んでいない奥様を連れてきたと言う。 淀みと各部屋の温度差のない体感ハウスにとても共感を頂いた。 奥様はエアコンの風が苦手とおっしゃり、このセンターダクト換気には相性がよいと感じていた。 私共のホームページをよくご覧下さっており、ずいぶん詳しいことまでご存知であった。 花粉症と言われるご主人は、センターダクト換気のフィルターBOXの所で、ほぼ100％花粉が除去されることに注目されていた。 ようやく外の汚れた空気を除去しながら計画的に換気をし、それが上質な住み心地と節電につながることを知られ始めてきた気がする。 きれいな外気を家の中に入れる。 汚れた室内空気を外に出す。 換気はほどほどにして、大切なのは無垢材を使うことであるなどと、未だに強く言っている建築会社はまだ多い。 知っているのだろうか。 フィルターがこれほど汚れる外の空気のことを。 （上）新品フィルター （下）4ヶ月程度で汚れたフィルター 平澤　政利

2月末日までお引渡しが集中している。 現場の流れには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これぞチーム力と思う。 全業者、全職人一丸となって取り組んで進んでおり、少しのゆとりさえも持ってお引渡しとなります。 1ケ月6棟のお引渡しは、私共ではとても多い棟数です。 今では全棟涼温換気の家であり、そのお引渡しの家も、小屋裏エアコンのスイッチをONにして、やんわり温かい家にしている。 ゆっくりなじませる事が大切です。 工事管理中の現場がとても爽やかで温かい。 その温かさと共に、一緒にお引渡ししたい。 嬉しそうなお施主様の顔を見るのが何より嬉しい事です。 平澤　政利

昨日は、定期的に行っている労働安全衛生会議を、全職長出席の元行った。 常にその動作に有意注意で行動しないと、大きな事故につながりかねない。 恐いのは、意識がマンネリ化して「つい」「うっかり」が発生する可能性があることだ。 この度は、労働基準監督署に相談してコンサルタントの佐々木所長にお越し頂き、実例を出しながら意識レベルを高めていくことの大切さを学んだ。 「いい家」は美しい現場から生まれる。 平澤　政利

（2014年2月20日AM8：00　外気及び体感ハウスの温度・湿度） ※クリックして拡大されます ＜写真では少し見づらいため、表示内容を下に記入します。＞ (左端）屋外外気　　0.0℃ 湿度77% （左より２つ目）床下　 　18.1℃ （中央と右より２番目）洗面脱衣室・小屋裏　　 18.3℃ (右端）内断熱部小屋裏　3.9℃ ご覧下さい。（少しぎょうぎょうしい写真ですが） 体感ハウスの温度と湿度を常に表示してあります。 それぞれの場所の温度が子機から無線でデータを送ってくる。 それが居間で一目できるようにした。 体感ハウス・センターシャフト 寒い外気がダブルのフィルターを通して、熱交換換気システムに入ってくる。 汚染物質は除去された外の空気が換気装置に入る。 この時、入り口の温度は外気温度そのままである。 これが換気本体の中にある熱交換素子を通ることにより、温度・湿度の熱が回収され、室温の80％位まで上りセンターダクトへ向かう。 そこに涼温な空気として送り込むため、さらにCDエアコンを設けるわけである。 冬には「温」を、夏には「涼」を加える。 それがセンターダクト前にあるチャンバーBOXである。 その中にエアコンの熱が加えられると、熱交換されて温度の上がった空気は家中を快適にする。 住み心地の良さを第一に考えてきたからこそ実現したとも言える涼温換気の家。 すべては写真データが物語っていると思う。 特に床下温度と脱衣室の温度に注目していただきたい。 体感ハウスではセンターダクト1本、CDエアコン1台のみで運転している。 必要に応じて、台所に試験的に設けたエアコンもデータ取りのためにONにしたりもしている。 なお、右端表示の小屋裏の一部は、外断熱との大きな違いを比較できるよう、一般的なグラスウール内断熱の家を再現している。 そのデータが写真一番右端の数字である。 この温度が、暖房の無い部屋の一般的な温度だと思う。 体感ハウスに来れない方のために写真をアップしました。 しかし、是非、体感ハウスへお越し下さい。 また3月1日（土）、2日（日）の体感会へも是非参加お申し込みを頂き、実際に肌で感じて欲しいと思っております。 平澤　政利

2月16日(日)の午後、Ｓ様邸の雑誌取材をさせて頂いた。 Ｓ様は音楽一家である。 ご訪問した際、3人のお子様達から大歓迎を受けた。 昨年末のご入居で、先日オーダーした食卓テーブルが出来上がり届いたばかりとのこと。 インタビューでは出逢いから、この涼温換気の家のプランの進行、そして住み心地などを、楽しそうにご夫婦で話されていた。 その脇で3人のお子様達は、過激なまでの勢いで家中を走り回って遊んでいる。 行き止まりなくぐるっと一周回れる家のプランであるため、1階から2階そしてロフトへと駆け回るお子様達のその動きは、体育会系のようである。 家中温度差の無い家は、こんなにも子供がのびのび走り回るものなのだと改めて嬉しくなった。 においと空気のよどみが無いことで、こんなに爽やかになるとは取材スタッフも驚いていた。 私はお子様達からお菓子を分けてもらい、取材を横目に一緒に遊んでいた。 平澤　政利

K様邸の地鎮祭が昨日執り行われた。 湿気の多い敷地での建替えである。水はけがおもわしくない地盤のため、家の床は常にじめじめとしフロアは歩くとふわふわして抜け落ちそうな感じと言ってもオーバーでは無かった。 湿気が多く冬はとても寒くてつらいとおっしゃっていた。 昨年に体感ハウスにご夫婦でいらっしゃって涼温換気の空気感にすっかり惚れ込んでこの家だと決心されたと言う。 訪問し打合せをした際に、音楽の鑑賞を趣味とされているご主人のスピーカーを見せてもらった。クラシックでとにかく素晴らしい味を持った音を出す。そのオーディオが新築の居間にセットされる計画となっている。 涼温な家にいい音楽。いい空気に包まれた音はさらに上質なものになると思う。 うらやましい程に暖かい雰囲気のご夫婦です。 よどみの無い暖かな空気はK様ご夫婦の笑顔をもっと広げることになると信じて家を完成させます。 平澤　政利

（これはイメージ写真です） 私は趣味でパラグライダーをやっている。 自然を相手にしたスポーツである。 技術が高くても、機体が良くても、フォローの風（追い風）ではテイクオフできない。 飛行するには、まず向かい風が前提となる。 しかしそこは自然界が相手、まして風は気まぐれに吹いたり止んだり、右から左からと変化する。 追い風では浮力が大幅に落ちる。 だからアゲインスト(向かい風)が吹くのを待って飛び出していく。 飛行機も離陸する時、又は着陸する時には必ず向かい風に向かってゆく。 ジェット旅客機が着陸するときの滑走路への進入速度は時速220kmまで下げる。 機体のスピードと飛行には大きな関係がある。 フォローの風ではソフトランディング（緩やかに着陸すること）はしにくい。 大気の風は安定しているとは限らない。 パラグライダー競技では、風が不安定になると競技不成立とはよくある事だ。 着陸ポイントに向かう時でも、向かい風があると上昇しやすく、有利に点数を稼げる。 スキーではないが、サーマル（上昇気流）でもどんどん上昇は可能である。 それをいかにコントロールして、高得点を取るかがパラグライダー競技である。 スキージャンプのように、一瞬にすべてをかける競技とは大きく異なるが。 ジャンプ競技の様にジャンパーのみが飛ぶ場合には、そのジャンパーの体とスキー板が受ける風をいかにうまく使うかによって、より遠くへ飛ぶことができるだろう。 しかし、ジャンプのその瞬間がわずかでも向かい風となっている時と、追い風になっている時では、飛距離は数メートルは変わるのではないかと、ジャンプを知らない私でも想像できる。 一定の追い風になれば競技は一時ストップするだろうが、基準以下では続行されるはずである。 運としか言いようの無い、その一瞬の風の向きもオリンピックなのかも知れない。 オリンピックという大舞台においてのその瞬間の風のいたずらが、あまりにも大きな結果となって表れる競技だと思いながら、ジャンプを見ていた。 解説の人が話していたが、ジャンプ台の各部位に風の測定があり、補正値を加えて点数評価しているとのこと。 銀メダルの葛西紀明選手、4位の高梨沙羅選手、共に大きな勇気をありがとう。 平澤　政利

現在進行中のある現場へ行った際、整理整頓が徹底されていてドアを開けた瞬間に清々しい空気を感じた。 綺麗な現場はおのずと作業の進行も早いし、ミスや手戻りも少ない。道具や資材がしっかりと片付けられていることで、予期せぬ事故を防ぐことにもつながる。 そんな中、事務所へ帰って自分のデスクを見てみるとどうだろう・・・。 今このブログを書いている時にも決して片付いているとは言い難い・・・。 どれほど現場で整理整頓が徹底されても、監理する人間ができていないようであれば全く説得力がない。 人を動かす言葉には一つ一つに想いの強さや熱意が込められている。 それに相応しい行動ができているのか、もう一度自分自身を見つめ直してみよう。 まずはデスクの整理整頓から。 佐藤　吉行

毎年、この新年会には出席している。 今年は近年になく出席者が多かった。 やはり活気づいてのことだろうかと会場では話されていた。 この講演で話された、工学博士の地濃教授の新潟論は歯切れがよく、成る程と思う目線からの見た“美”の話には頷くことが多かった。 又、話題の建築物を小気味よく切った話にも、教授の新潟愛を感じる。 懇親会で名刺交換をさせて頂き、しばし話をさせて頂いた。 パワーのある方に近づくと、エネルギーを頂けることは本当だと思う。 その受けたエネルギーを涼温な家に注入して行きます。 平澤　政利

住まいづくりが完成するまでには、多くの検査・立ち合いが行われる。 完成及び完成間近にもなると、表示登記及び保存登記の調査、法務局への手続き、そして建築行政課の完了検査が行われる。 固定資産税確定の為、税務課の調査も後日入る。 この様な調査を行う方々は、これまで多くの家に入り図面と照合、確認業務をしてきたであろう。 年間にしたら数百棟を見て回るかも知れない。 その方々から質問を受ける。 業務を離れ質問される内容の多くは、「この家は床暖房か？2階の暖房はどうなっているのか？小屋裏ロフトがなぜ暖かいのか？ 床暖房でないのに洗面所のタイルが冷たくないのか？夏の冷房はどうするのか？」等々である。 それだけ知られて無い家なのである。 告知不足を反省する。 その検査の担当者は、実は数年前に家を建てたと言う。 この様な温度差の無い、エアコンの風も無い、そして匂いが皆無に等しい家が新潟でつくられていることを知らなかったと悔しがっていた。 特に今時期は、建物の性能を数値を超えた実感で感じる最もいい時期と言える。 私は床下の温湿気を感じてもらい、その後小屋裏を案内する。 涼温な家は外断熱を施工し、センターダクトによるクリーンな空気の換気の家だと伝える。 平澤　政利