【Ｆ様邸アプローチ】 「いい家」をつくる会には談話室がある。 最近、なつみかんさんがバラの事を書いている。今がバラの時期なのかと思った。 そういえば、私共のお客様でツルバラを育て楽しまれている方が多い。 もう咲いたのかもしれない・・・と思った。 場当たり的な行動、アポ無しで、バラを楽しまれているお宅を訪問した。 バラが満開のお宅を道路から撮影、いい写真を撮らせてもらった。 ツルバラは家の人が育てるが、花は地域の方々に楽しんでもらうことになる、そして自分も楽しむ。と、おっしゃっていた言葉が心に残っている。 そして、それは暖かい気持ちにさせてくれる。 道路に面したツルバラは、通る人達を癒してくれる。 Ｎ様ご夫婦はせっせと庭の手入れをされていた。訪問したらとても喜んで迎えて頂いた。 前から強化すべき事の上位にお客様訪問、そしてサポートがある。 もっともっと時間をつくり、自分の持っているサポート力をあげるべきだと、反省と決意をさせられた。 【N様邸庭①】 【N様邸庭②】 【Ｎ様ご夫婦】 ※写真中の屋外ﾌｰﾄﾞは食品庫の外気導入口です 平澤　政利

工務店は住宅をつくる為に設計する。 その土地のポイントを掴み、ベストな配置に、ご要望に適したボリュームを含めつくり上げる。 土地の「くせ」をしっかりと掴みプランニングすることが、失敗しない家づくりであると繰り返し話しています。 土地の条件は固定的要素である。 その土地に、いかにご家族のご要望をバランス良く落とし込むかが、家の設計だと考えている。 もちろん、涼温換気によるセンターダクトの位置や排気ライン等は、きっちりイメージの中で進めることが前提である。 ブログタイトルの緑とは植栽のことであり、造園までいかなくてもアプローチ、または庭に木を植え込むことによって、建物が一気におしゃれになる。 その緑を植え込むことを、設計者として20年も一体としてやっている。 建物を設計している者が、木の植込みや景色を表現することはごく自然なことである。 失礼かもしれないが、造園屋よりも美しくご提案できるものも多いと自負している。 つまり、建物が主であり植栽は従であるのだ。 そのバランス感も、工務店の設計者の方が家や土地を知り尽くしているから、力み過ぎずつくれるものなのかもしれない。 しかも、大幅にコストを抑えながらである。 秋に落葉した株立ちの木の下に、常緑の低い緑がさりげなくあることや、アプローチライトも場合によっては、低い緑の葉の中から足元を照らすのもおもしろい。 今月も植込みをした。2台のトラックを使い分けて植え込みしている。 平澤が生き生きした時間になる植栽の話でした。 （※改めて作品集を見て頂けたら嬉しいです） 平澤　政利

先日、平澤に同行した際に立ち寄った場所での写真である。 それほど交通量は多くないが、国道から少し入ったそこには別世界が広がっていた。 静かで清々しく、何とも癒される空間である。 大木の並木道には自然そのものの力を感じることができる。このような自然の中につくられる建築は幸せだと思う。 商業建築や別荘建築などロケーションにこだわった敷地では植栽や外構もかなり綿密な計画が立てられるだろうが、住宅街における戸建住宅を見ていると、どこか植栽等はないがしろにされているように思える。 敷地全体がコンクリートの土間になっている家すら見かける。建物がどこか生き苦しいように見えてしまう。 進行中の現場を見ていても、緑が植えられ外構まで完成すると全く印象が変わる。 そして何より、家が生き生きして見えてくる。それは直接的にそこに住む人達に対してもプラスの力として働くだろう。 メンテナンスなど確かに面倒な事もあるだろうが、それを含めた敷地全体を我が家として愛着を持って欲しいと思う。 規模は違うが、改めて家づくりの中で決して疎かにできない「緑の力」を感じた日であった。 佐藤　吉行

モミジの木でこんなに素直に上に真っ直ぐ伸びる並木は珍しいのではないか。 場所は村杉温泉・環翠楼のアプローチ並木である。 道も駐車場もこだわりを持ち舗装は行っておらず、近くの山で産出される真砂土のため雨に濡れてもサラッとしてべたつきがない。 そして、しっかり固まっている。ここには、林と土と風と光と緑の香りの一体の気持ち良さがある。 涼温換気の家を人に伝える写真としてはいい写真に思える。 これは、先日佐藤と同行してメガソーラーにも寄ったが、その途中の寄り道でのスナップ写真だ。 難しいが、逆光のアングルが面白さを増すように思える。 平澤　政利

昨日の午後は、二組のご家族が体感ハウスにご来場された。 ともに打ち合わせであり、密度の濃い時間を共有出来た。 それぞれのお子様達の元気のいい、楽しそうな動きは、見ていても微笑ましくなる。 打ち合わせが終わった約二時間後には、さすがに疲れて眠そうだった。 車の中で、ぐっすり眠ったのではと思う。 ご来場されるご家庭の子供たちの共通点は、楽しそうにはしゃぎ廻る事である。 デザイン、空間、素材、オモチャが、その原因では無いように思える。 たぶんこの空気感だと確信している。 はしゃぎ廻りたくなる楽しい空気。ゴロゴロしたくなる安らぎの空気感を、小さい子ども達は純粋に直感的に表現しているのだと思う。 Y様ご夫婦は、この体感ハウス内に入ってから奥様の咳が止まったとおっしゃる。 そして、なんだか深呼吸したくなる爽やかさを感じるともつぶやいていた。 言葉を選ばない、感じたままのつぶやきであろう。 この爽やかな時期に家の中がもっと気持ちいいとは、言葉ではイメージしにくい事でしよう。 暑い夏は勿論の事ですが、爽やかな時期、又はじめじめした梅雨時に体感の価値は有ります。 平澤政利

自宅の庭のウッドデッキである。 もう20年ほど経過した古いデッキだ。 私はここが好きで、体感ハウスの居間の前のデッキかここで、よくプランを作る。 アナログ人間は、この様な環境を好むようである。 プラン用紙と鉛筆、そしてコーヒー。 業者との打合せでもこちらに来てもらう事が多い。 建築はメカニックのデジタルなものである。 しかし、発想・プランはソフトである。 自由な考え方、表現の仕方はとても大切にしている。 午後の来客の際の打合せは体感ハウスにしようと思う。 今の時期は夕日が眩しいです。 平澤　政利

21日の午後に長岡市にあるホテルニューオータニ会場での公開自主例会に出席した。 講演の内容は「稲盛経営の核心」であり、鹿児島大学奥教授をお招きしての学びであった。 会場の空気が違っていた。分かりやすく、しかも深く、科学的にお話をされる。 稲盛塾長がおっしゃる言葉に魂を入れて伝えている。すごい迫力に引き込まれ、どんどんメモを取る。 フィロソフィの深さが会社を進化させる。自分の行動の浅さを痛感させられた。 稲盛和夫の言葉の奥までを分析し、わかりやすく、またそこまで深く見据えて話をされたことに考えさせられた。 奥教授は米国、英国を始め世界的に権威のある方であるが、難しいことを理論的にわかりやすく話してくださった。 盛和塾ではその後、お酒を酌み交わしながら、さらに自分に中に落とし込む「コンパ」がある。 この時間に多くの方々と会話をさせて頂く。 塾生はみんな謙虚である。大きな企業のトップともビールを注ぎ合いながら話が出来る。 この熱い会場の空気感は特別なものである。 私も奥教授の所へ行き名刺を交換させて頂き、しばらく話をした。 頭の低さにはこちらが本当に頭が下がる思いであった。二次会では隣の席にて、いも焼酎を一緒に飲み、図々しくもどんどん話をお聞きすることが出来た。 感動の6時間であった。 平澤　政利

昨日の佐藤のブログに、私と同行したことが書いてあった。 その中に、答えは現場にあることを実感したと、改めて記している。 正にその通りである。 ヒントも改善も解決も、そして発想も現場の中にある。 いい思いを心の中にしっかり持って現場を見れば、いろんな物がどんどん自分の中に入ってくる。 しかしながら、その思いが薄かったり、弱いまま現場を見ても、同じ景色でさえ受け止め方や感じ方に差がついてしまうだろう。 よって、その対応への行動も、天地の差となって現れると考えられる。 精一杯頑張っている人なのに何故この様な人がいるかと考えると、それは思うことの内容であり、またその思いの強さの違いで生き方、行動が別方向に行くのだろう。 人格は仕事により磨かれていくのではないか。 いい人と出会い、いい仕事をする。人から感謝を頂く。 その分、世の中に役に立つことをしている喜びを感じる。 仕事場は道場であるとも考える。 「いい家」を正直につくる。 厳しくも、清々しい道場でありたい。 平澤　政利

昨日は午前中に平澤に同行してこれからプランを詰めていくお客様の建築予定地で実測を行った。現在お住まいになられている建物の一部を取り壊し改築する予定だ。 プランニングをする上で土地に行き、様々な要因を考慮しながら計画することは当然である。 今回のように、一部分を残しながらの建替えとなると現状での使い勝手の良い所と改善したい所がお客様自身も明確になるため、外的要因だけではない住む人の強い思い・要望などもちょっとした雑談の中で感じることができた。 建築の答えは現場にあると改めて実感する。 事務所への帰路の途中メガソーラーを見ながら二人で弁当を広げ、省エネ・創エネの今後について語った。 充実したワクワクするような半日だった。 佐藤　吉行

先週末の体感ハウスは最近に無い来場者であった。 改めて本格的に家づくりをスタートしたのでしょう。 お客様の中にはすでにスケッチプランを提出済みの方でより深くプランニングを進むべき打合せや、これからより具体的な図面に入る方、さらにはトータル的全体計画の話など、いずれも熱い思いの雰囲気の週末であった。 体感ハウスのみならず、家づくりに向かう工務店の姿勢はフィロソフィの共有にあるとつくづく感じる。佐藤と楽しく対応した。 涼温換気を基本ベースにした上質な空気の健康の器。 その器に楽しくワクワクする気持ちの空間と、品のいいデザインをお客様流に入れ込んでいきたいと考えている。 平澤　政利