今月2回目の気密測定を行なう。 Ｍ様は涼温な家にお住いのご友人がいらっしゃるので、気密性能の高さはすでに確認されている。 結果はＣ値=0.1c㎡/㎡。 安定して良い結果となっているのは、断熱性・気密性の大切さを認識している職人集団が携わっているからに他ならない。 未だに、「高気密・高断熱」の言葉だけが独り歩きして、このような裏付けを持たない高気密高断熱住宅があることを残念に思う。 地味かもしれないが、こういった一つ一つの地味な作業の積み重ねによって、本物の「いい家」につながっていくと考える。 午後にはＳ様邸のお引渡しと、数日前にお引越しをされたＩ様邸を訪問する。 換気・エアコンの使い方、メンテナンス方法の説明がメインとなる。 お引渡し前から運転していた換気システム。僅か数ヶ月であるが、実際のフィルターの汚れ等を確認して頂くと、皆様びっくりされる。 外は思った以上に汚れているのだ。 これから先も、安心・安全な空気のある家であり続けるために、欠かすことのできないものだから、きっちりしたメンテナンスの必要がある。 実際にやってみれば、それほど大袈裟な作業でもないのだ。 「〇〇がこの掃除の担当ね」などと、家族で役割分担しながら、楽しく住んでもらいたい。 植栽や庭づくりをしながら、新しい生活が始まるＳ様、新しい生活が始まったばかりのＩ様。 竣工時には、がらんとした家であるが、そこにそれぞれのご家族らしさが溢れてくるから、家もいきいきとして見える。 「楽しい家」であって欲しいと心から願うばかりだ。 佐藤　吉行

新潟市内でも最高気温が25℃を越える夏日となった。 確かに外に出ると暑く、少し体を動かしているだけで汗ばむ陽気だ。何より吹いてくる風が生ぬるく気持ち良いものではない。 体感ハウスの温度計は23.8℃の外気温を示している。室内は22.8℃、湿度は40％程度で一定している。 温度はさほど変わらないが、外断熱でしっかり守られ、全熱交換された空気が流れている体感ハウスの中は気持ち良い。 昨年の冬にお引き渡しをしたI様も午前中に体感ハウスにいらっしゃって、 「春の陽気だけど、家の中がこれだけ快適だと、外の不快さを特別感じますね」と、笑って話をされる。 本当にその通りである。 進行中のＴ様邸も、すっかり断熱･気密工事が完了しているため、工事中の現場にも関わらず、とても気持ちの良い体感温度である。 流量測定を行い、1ヶ所ずつ所定風量をチェックしながら、全体のバランスも確認していく。 構造的なチェックと同時に、ダクティングの計画も行っているために、安心した現場進行と、空気の流れが確立されていく。 佐藤　吉行

引っ越されて間もないお客様が、メールを送って下さいました。 楽しい仕掛けのある家、気持ちいい上質な空気は、高い評価を頂いております。 特に、お子様たちが元気で伸び伸び育ってくれることは、建築屋としてこの上ない喜びです。 以下メール文です。 お世話になっております。 このたびは、たいへん素敵な家を建てていただきありがとうございました。 ようやく一階が片付いてきて部屋全体を見渡せるようになったのですが、絶妙な光の入り方、緩やかに仕切られた壁（でも気配は十分にわかる）、きれいな空気でゆったり過ごしております。 以下省略 有りがたい事です。 こちらこそ、感謝申し上げます。 平澤　政利

農道を散歩する。 清々しい朝の中をやや早歩きをしています。 いつもの景色でも、光りの入り方、見る位置によっては美しさも変わる。 田んぼに水が張られ、代かきが始まった。 田植えの準備が一気に進むでしょう。 この辺の農家では、ゴールデンウィークを目安に田植えを完了させる。 僅か10日間程で田園風景に変貌するのだ。 見馴れている当たり前のけしきも、農業特区に指定された中、また、TPPによる輸入自由化の進み方次第では、米処、新潟も変化が予想される。 朝日は私をパワーアップしてくれる。 平澤　政利

ここ数日間は、稲盛和夫盛和塾塾長の著書を集中して読んでいる。 発売されて間もない本と、来月発売される本を全て読み終えた。 生き方、考え方を話しており、すーっと体の中に入って来る内容です。 考え方によって人生は大きく変わる。 善きことを思いそれを熱い思いで実践しつづける。 盛和塾にて13年間も学びつづけているはずなのに、まだまだ行動が伴っていない自分が見える。 確かに己を磨きあげてくれるのは、間違いなく仕事であるとしっかり感じる。 来週、盛和塾四月度例会がある。 結果を地道に出して行き、多くの人の役に立つ自分であるべきと行動します。 平澤　政利

私は読書が好きです。 時間が取れると書店に立ち寄ることもしばしばです。 建築の書物は当然多く求め、よく見ます。 デザインの写真集や好きな建築家のパース等の絵や写真の本も多く買います。 私共のホームページの作品集やギャラリーの写真は、いつも自分達で撮影する。 当然表現にもこだわりたいので、写真のテクニカルな本も求めます。 写真が好きだと言う佐藤のアングルと光は、綺麗に表現できていると思う。やはり、マニュアルモードでその都度コントラストを微調整したほうが、丁寧に写る。 日々感性を、表現力を高め、品格あるデザイン力を高める事は、上質な空気のデザインを追求、確立して行く事と同等に大切なものと認識しております。 デザインには、balanceとstoryがなければならない。 そして20年以上僅かずつではあるが行ってきた、アプローチ等の植栽工事や造園も楽しくて仕方ない。 独学でコツコツ学んで、より一層質を高めた植栽にしたいと思っています。 少しでも効果的演出が出来れば、家が喜びます。 それが嬉しい。 楽しい事、やりたいことがいっぱい有ります。 孫悟空の様に自分の髪の毛を抜いて、一吹きすると自分の分身が現れて来る。 そうだといいなと思う。 特に春先はそんな風に感じます。 平澤　政利

今年も、花を一杯咲かせる蕾が膨らんできました。 体感ハウス三階、露天風呂坪庭の花達です。 サツキやシャクナゲの花が次々に咲きます。 坪庭は暗渠排水構造となっている。 植え込みは楽しみながら僅かな時間で終了しますが、土や資材を運び上げるのが一苦労であった。 一袋ずつ階段から運び込み、社員にも手伝って貰った。 2キロ痩せたと汗を流しながら階段を登っていた社員を思い出す。 体感ハウスへご宿泊なさるほとんどの方々は、この露天風呂をご利用される。 特に朝風呂は抜群です。 正面に見える五頭山から昇る朝陽は、気持ちいい景色なのです。 無造作な坪庭ですが、少し贅沢な気分にさせてくれる空間です。 何度もいらっしゃっている方々も、この時期わざわさ三階まで上がり露天風呂と坪庭を、改めて眺めてみませんか。 花、蕾の最新情報でした。 平澤　政利

昨日は青空が広がり気持ちいい１日であった。 写真は磐越自動車道安田インター近く、長い桜並木の中の一本の桜です。 一本の樹木から赤い花や白い花、そして二種の花弁を持った桜の花が今満開です。 その桜並木の直ぐ近くの業者さんの所に、用事の為トラックで行った。今が見頃と聞き写真も撮った。 近所の農家庭先でも見かけたが、珍しい咲き方と感心しながら覗き込む。 確か、サツキとかボケの花もこの様な咲き方をしているのを見た記憶がある。 ソメイヨシノが散ってから、いよいよ自分たちの登場とばかりに咲くタイミングが面白い。 この亀田北山の池畔の緑の桜は有名ですが、ともに今が満開で見頃です。樹医さんによる治療中。 大切に見守られている桜です。 平澤　政利

この花は、先日地鎮祭を行なった敷地隣の畑にあったものです。 枝を落とし捨てられていたのが気になり、お願いして貰って来ました。 嬉しくなり、不要な枝を切って自宅の大きめな花瓶に飾った。 日曜日、内々のS様邸宅の御披露目会の和室桧床板に置いたら、なかなかの味が出ていた。 先日ブログに書いた二軒のお宅のそれぞれの楽しみ方と似てるな、と思った。 その枝は全てが蕾だったが、今ようやく少しだけ咲き始めました。 何の花か分からない私に、S様が教えてくれた。ハナカイドウという木のことを。 蕾は梅や桜に似ていた。 分からないことからの好奇心旺盛な行動は、知識が広がる楽しさがある。 この花はこれから咲き始め、5月上旬が見頃らしい。 今度は体感ハウス玄関に移動。私共を楽しませてくれるでしょう。 花からは、気持ちの豊かさが貰える。 平澤　政利

4月より木工事を開始したＴ様邸の気密測定を週末に行った。もちろんＴ様ご家族にも立ち会って頂いた。 C値=0.1cm2/m2 Ｔ様からは、進行状況の早さと、整理された現場の美しさに感謝のお言葉を頂いた。 このようなお言葉を掛けて下さるお客様は多いのだが、それを、直接現場に携わる職人達へ聞かせてあげたいと強く思う。 完璧な気密性能と、美しい現場を維持してくれている木村棟梁には、改めてお礼を伝えたい。 「この家には気密性能だけでなく、多くを期待しています！」と、さりげなく仰られたＴ様ご夫婦、そして可愛らしい娘さんのためにも、引き続き気を引き締めて、涼温な家は完成に向けて進んでいる。 佐藤　吉行