雨も上がり、朝陽の中でM様邸宅の地鎮祭が執り行われた。 冬の勉強会にご夫妻でお越し頂いたのが始まりです。 体感ハウスにて温度差やエアコンの風を感じない、におい、空気よどみも無い、その心地良さを感じて頂いた。 他社での建築検討は当然あったと思う。 しかし、その中で涼温な家の質の高さ、心地の良い空気は不動の位置となる。 M様が体感ハウスや勉強会へご来場するきっかけは、ご主人が目にし、読んだ【「いい家」が欲しい。】であった。 ご契約の時に、本との出会いの話があった。 話を聞くほど、もっと世に広がるべきと思います。 これからM様邸宅工事がスタートする。 明日からは鋼管杭工事が始まる。 多くの方に、この涼温な家を感じて欲しいと切に願う。 平澤　政利

涼温な家を表現するにふさわしい言葉がいくつかあります。 それは ・温度ムラが無い ・快適な住み心地 ・爽やかさ ・気持ちいい空気 ・におい、よどみが無い ・美しい空気 ・省エネルギーの家 ・持続可能環境共生 ・スローライフ しかしながら これらの言葉を使わないで伝えるとしたら、どんな風に伝えれば良いのだろうか？ などと、ふと考えた。 昨日のブログにも書いたように、涼しさは工事中の現場でもその予感を受け止める事が出来ます。 それを、別の言葉で並べてみるとどうなるのだろうか？ と、列記してみた。 ・深呼吸 ・森林浴 ・癒し ・くつろぎ ・活性化 ・健康増進 ・安眠、安心 ・パワーの蓄積 ・究極の住まい ほんの一部の言葉かもしれませんが、涼温な家を現わすのに適した言葉として頷いて貰えるのではと思っています。 もっともっと知ってもらいたい家なのです。 そして、その価値をご自身で確かめて頂きたいのです。 平澤　政利

涼温な家の構造が見たいと言うお客様を、先日上棟したH様邸宅にご案内した。 そこで、内外の工事進行を見て頂きました。 屋根瓦工事も完了し、外断熱張り、通気胴縁、樹脂サッシ取り付け完了状況の内部より、TIP構法の斜め桧板を始め、土台、柱からの桧の香りは、言葉少ない中にもいい感じだと言って頂いた。 今の時期でも、玄関の扉を開けて一歩現場の中に入ると、びっくりする程の涼しさと心地良さを感じる。 工事中を見たいとおっしゃっていたご夫妻も、工事中でありながら、この爽やかさには驚きと感心の言葉を頂いた。 断熱工事が完了した現場では、職人達も窓を締めて仕事する。 せっかくの涼しさを逃がしたく無いからと言う。 これからの暑い夏の小屋裏は楽しくて仕方ない。 何故ならば、最も快適な空気がある階だから。 工事中　玄関開けたら　・・・・・ 一句書ければと思うほど気持ちいい。 工事中の進行は見るべきと私は訴えたい。 安全上お客様も含め出入りを控えさせるのは、見て欲しくない工事過程もあるのではと勝手に思ったりする。 お客様とつくり手が一緒になって、家が完成する大切な過程は共有すべきです。 平澤　政利

山古志の復興住宅を訪ねた。 この建物の在り方とコミュニティの考え方は、復興支援の１つの形として、多方面から注目されている。 時には、外国からの視察団も訪れている事が放送される。 単に住宅の確保だけに赴きを置くことなく、その地域で本来受け継がれてきた生活基盤を、復興とどう合致しつつ、確立させるかを練り上げたものでもある。 それでも当然、大なり小なり非難はある。 私はその事業推進に尽力された、異色の県職員幹部の講演を聴いている。 だから、その苦労をしみじみ見ることになる。 まつりごとを司る者は私心があってはならい。 役人として、ある意味不利な生き方と思えた。しかし、尊敬すべき闘いをされた方だと敬意を表します。 復興住宅には大きなドラマが秘められているのです。 地震から10年。 入居者の高齢化が進んでいる。 写真を撮っていたら、おばちゃんから声掛けられた。 妻と同じ虫亀集落の人との事で話が盛り上がった。 平澤　政利

今、吉田松陰の生き方の本を読んでいる。 稲盛和夫盛和塾塾長の言葉と類するところが多い。 吉田松陰の名言の一つに、 「後悔しない生き方をする」とある。 これは宮本武蔵の言葉、「我事において後悔せず」と同じ考え方でもある。 もちろん反省ありきです。 しかし、そこで上手くいかなかった事や、周りの状況に簡単に流されては、志とは何だとなる。 志は、大義あるものが求められる。 その大義に近づいていくには、反省し、改善を重ね、努力を惜しんではならない。 強い意志と書く。 信じた仲間と共に成長したい。 平澤　政利

このところの新聞では、日銀の金融政策会合について取り上げられている。 黒田日銀総裁は、景気全体判断を「一歩前進」と述べている。 新潟日報の見出しでは、消費、住宅景気判断上げと書いてあり、ムードもそのように成りつつあるかのようです。 景気が良くなることは大歓迎です。 住宅の着工棟数が増えてきていることもありがたい。 しかし、家を建てる人から考えてみると、景気に対する追加緩和策は必要なくなってきて、さらには住宅ローン金利の上昇が必ず起きてきます。 人間心理として、ここでも駆け込み的な建築ラッシュが起きるのではと考えるのは、私だけではないはずです。 住宅は20年、30年のローンを伴った長いスパンでのビジョンです。 くれぐれも、エコポイントや補助金等のキャッチフレーズに踊らされることなく、本質を見極めた健康な家づくりを実現したいものです。 もちろん、今頂けるポイントはしっかり頂くにしても、目先の損得で家づくりを決めるものではないはずです。 平澤　政利

今、薔薇の花があちらこちらで見頃となっている。 私共のお客様には、薔薇を庭先に植え、手入れを楽しみながら綺麗に咲かせてらっしゃる方が多いです。 6年前にお引き渡しをしたH様邸宅の庭先の薔薇も、ご覧の通り綺麗に咲いています。 道端から思わず写真に納めさせてもらった。 プロヴァンス風の家と薔薇が、美しい景色としてさりげなく街並みに溶け込み、道行く人達の目を楽しませてくれていた。 中の空気はもっと美しいのだと･･･。 平澤　政利

午前中、旧新津のお客様との打ち合わせが終わり、昨日のブログの京ヶ瀬H様邸宅に向かった。 風が強いが晴れて気持ちいい日であった。 秋の稲刈り時期には意識して通る、その「はさ木並木」の道を通ってみた。 田植えが終わり、小さな稲とたっぷりの水が張られた水田風景は、はさ木並木と一体となり春先でも絵になっています。 (写真は21日の午後です) この風景は新潟市の文化財にも指定されている。 多くの方が通勤にも使用している情緒ある道です。 車を停めてあちこちから撮った中で、最もいい写真を掲載しました。 平澤　政利

土曜日に上棟、だんごまきを行ったH様邸宅。 緊張感を常に持ち、先を予知し段取りをする。 松田棟梁のもと、現場はキビキビ気持ち良く進んでいる。 これから屋根瓦が載ってくる。 昨日の夕方も現場確認に寄った。 すれ違いにH様ご夫婦が仮住まいから歩いて現場に向かうところを声をかけました。 お二人のとても嬉しそうな雰囲気が伝わって来る。 仕事終わり、現場を見るのが楽しみになっていると思う。 つくる過程を、是非共全ての方々にご覧になって欲しいと思っております。 性能表示の数値を越えた、自分の家の安心を得られるものですから。 TTPの桧斜め材から入って来る美しい光と、構造から感じる安心感は、桧の香りと共に受け止められます。 親戚やご近所の方々からも、揃って驚きに近い高い評価を頂く。 平澤以上に、H様が涼温な家の良さを親戚の方々に力説して下さっていることに、つくり手として心より感謝しております。 平澤　政利

私自身当然のことながら、設計する際は、かなりその一つの事に集中する方である。 あらゆる角度から検討し、完成形を頭の中でつくり上げ、そして、それがカラーで詳細まで見えてくるまでイメージを繰り返すのです。 目を開けて見ているものは、実はそのイメージの完成された建物であり、空間であり、光である。 とことんイメージに入り込むタイプかもしれない。 イメージが湧いてくると、紙の上に鉛筆で、すぐさまスケッチを始める。 今の時代には合わない手法です。 それしか出来ないから、そのやり方を続けている。 いい感じが現れ始めると一気に進む。そして休む。離れて見る。何か違う。 それを感じると惜しげもなく消していく。その繰り返しなのです。 そうすることで、新たに生まれやすい。イメージがインプットされているからだろう。 いい感じのスケッチプランが生まれた時は、嬉しくベッドに入って寝るのです。 きっとワクワクしながら寝ているのかもしれない。 そのことが頭の中に浮かび上がってきて、寝る前には全く気が付かないことが、ふと見えたりする。 無意識の中で見えたものは、自分でも驚くほどに良い解決策であったりもする。 思いの強さが生み出したものだ。当然、目が覚める。 このまま寝てしまうと見えなくなってしまいそうで、夜中でもそれを描きとめることが時々ある。 壁にぶち当たっている時ほど、光る解決策が天から囁いてくるように思える。 全てが思いの強さ、深さによるものだと考えている。 平澤　政利