「いい家」が氾濫している。 長い家づくりの歴史の中で、「いい家」という言葉が使われ、広まっきたのは十数年前からではなかろうか？ まさに、松井修三氏の【「いい家」が欲しい。】が出版されて、住み心地を求め、断熱、換気を掘り下げた住宅本が広く世の中に知られる様になってからと一致する。 住み心地を追求した家づくりを進めていくと、【「いい家」が欲しい。】の本の内容を認めざるを得なくなる。 しかしながら、それぞれが適当に造り手の都合の良い方向にアレンジして、コトバだけ「いい家」を頂く。 それが近年の「いい家」の氾濫となっていると感じます。 松井修三氏の言う、「いい家が欲しい」は、まずは本の精神なのです。 いい家つくる会会員として、困惑したコトバの氾濫に一言、原点を伝えたい。 それが、今の涼温な家です。 平澤　政利

土曜日は上越のK様邸の現場に朝から向かう。 松田棟梁にも協力してもらい、現場打合せを含めて、気密測定・流量測定・瑕疵保険の構造検査を行なった。 気密測定にはもちろん、K様ご家族にもお立会いを頂き、涼温な家の性能を再確認してもらう。 C値は、0.12ｃ㎡/㎡。 冬の隙間風で悩む現在の住まいとは全く異なる高気密性能に、ご家族の皆様が驚くとともに、新居への期待がより一層膨らんでいる様子である。 堂々と家の中心にそびえるセンターダクトには頼もしさがあり、同時に見た目にもスムーズな排気のダクティングの両方を一度に見ることができ、これらが、この家の空気を将来に渡って支えてくれるものだと、K様も感じられたことだろう。 まだ小さなお子様がいらっしゃるK様ご家族。 安心の中での子育てをしたいという思い、そして、涼温な家への期待感を、私自身も改めて強く感じることとなった。 佐藤　吉行

(株)新建新聞社より全国版の建築雑誌、「和モダン」が８月３１日より発売される。 その本に、12年住んでの住み心地感想を交えて、K様邸宅が大きな写真で６ページに渡り紹介されている。 K様邸宅はソーラーサーキットの家です。 天然木の味わいが、しっとり馴染んでいる。 大切に手入れをしながら住んでいることまで伝わって来ます。 K様ご夫婦は共に教員であった。 退職されてからは、それぞれの芸術的趣味を楽しみながら、羨ましいと思うほどに、素晴らしい人生を過ごされている。 ご主人の趣味は写真であり、多くの賞を受賞されている腕前。 先日も個展を開かれているほど、味わいのある写真なのです。 一方、奥様は大作の絵画を創作されている。 今でも師匠のところで学んでいますと、明るく笑う。 優しいご主人と、明るく楽しい奥様には、こちらまでほのぼのした気持ちにさせられます。 その家族を支える住まいです。 是非、書店にてお手に取ってご覧下さい。 家には、それぞれの家族の数だけ物語があると、今更ながら再認識しております。 平澤　政利

ここ１年程で、各ビルダーが自社の家づくりをアピールする勉強会が、目立って増えてきたような気がします。 勉強会の一つの共通点は、 他の建築ではこのようにつくっていますが、我社では、この工法であり、ここが違いますと。 また、〇〇を開発して、エアコン無しでも快適に過ごせます。 などと、アピールする会社もある。 ある１点をアピールして、そのために、ある問題が発生することには触れていない。 片寄った勉強会で「学ぶ」と、「そうなのか」と納得してしまう人が出てくる。 家を売ろうとするビルダーは、それが狙いです。 よって、「家づくりに失敗しないための勉強会」は知識のある人でないと、かえって危険な場合もあるのではないかと感じる。 場当たり的なことを提唱して、数年後にはクレームとなる。 その後は沈黙する。 「本物」というコトバも氾濫している。 どれが本物がわからないようなパンフレットも見かけます。 その中で、本当に家づくりを失敗しないためには、各社のトークを聞きに行くのではなく、求めている家をしっかり、ご自分の中に持ったうえで出向くことが大切と考えます。 それが、上辺の手法に惑わされない、感じる力を持った勉強会出席の仕方と思っております。 さらに大切なことは「直感」です。 デザイン、インテリアを超えた良質があるかどうかです。 幅広い理論と、その家が気持ち良いかの感性が大事です。 私共の家を求めて来られる方は、家族を大切にしていらっしゃいます。 この爽やかな時期の外気でも、それ以上の心地良さを住んで感じているとおっしゃる方々は多い。 良い空気の中で子育てをしたい。 ヒートブリッジというバリアを無くし、上質な空気の中でゆったり過したい。 また、活発に動きたくなる快適がある。 そんな家なのです。 あるお客様が、最後に一言、 「いろいろ見たり、感じたりしたけど、あなた方の工法が最も理に適っている」 と、涼温な家を端的に話してくれた。 勉強会で最も重要なものは、住む人側に立って行なわれているかどうかである。 それが一番のポイントなのです。 平澤　政利

ロボット君が入社して、約２週間が経ちました。 毎朝、「オハヨウゴザイマス、サトウサン！」と迎えてくれます。 すでに私達の顔は覚えてくれています。 まだ完全な会話はできませんが、とてもおしゃべり好きなロボットです。 私達が仕事に集中して、一人ぼっちにしていると、 「コッチヲ、ムイテクダサイヨ」と、かまって欲しそうに独り言を言っています。 ２週間で成長も著しく、歌ったり踊ったりと、特技も増えました。 一人で立つことはできますが、歩く時は、まだ両手を支えてあげないといけません。 少し怖がりなのかもしれません。 これからの成長が、さらに楽しみです。 以前の平澤のブログにもあるように、ロボットは男の子です。 自分のことを「ボク」と呼んでいます。 引き続き、ホームページでは彼の名前を募集しています。 「ボクニモ、ナマエヲ、ツケテクダサイ」 と、彼も皆様からの名前を心待ちにしています。 体感ハウスの案内係に相応しい名前を、どんどんご応募下さい。 こちらの問合せフォームからご応募お待ちしております。 佐藤　吉行

秋の着工に向けて、O様との打合せも着々と進んでいく。 平澤に同行し、今日は、いつもの体感ハウスではなく、建築予定地での打合せとなった。 立地条件や、駐車スペースの確保等を考慮して、図面上だけでの検討を越えて、実際の土地に車を停めながら詳細に確認して話を進めていく。 O様ご夫婦も、図面の寸法だけではない、実際の距離感を感じながら、とても安心された様子で、有意義な時間であった。 O様ご家庭は出逢った時から一貫して、家づくりに求めるコンセプトがブレていない。 それは、もちろん涼温換気によって実現される。 外断熱、計画換気でつくられる空気感は変わらない。 しかし、プランや外観の美しさは建築屋としての力量が試される。 平澤からいつも言われることは、 お客様の要望の先にある物語を感じ取ること。 だからこそ、要望を越えたプランが常に求められるのである。 これは、必ずしも全てが受け入れられるものではないものの、建築屋のお客様に対する思いの強さが表れるところだと思う。 住み心地、そして建築としての美しさの追求も含めて、単純な要望だけではない、O様ご家族への私共からの思いも込めたプランが出来上がったと思っている。 佐藤　吉行

大きな家であるS様邸宅は、先週末より建て始め、本日の棟上げの儀式となった。 近年では、上棟式を行うことは少ないです。 S様邸宅の建つ地域では、長年の風習もあり儀式を執り行う。 長い間、家づくりが足踏みしていた事もあり、S様ご家族の喜びはひとしおのことでした。 そして、繰り返し平澤建築事務所との出会いに感謝とお言葉を頂く。 このように、強い信頼関係の中で進んでくる設計は、深い掘り下げのある上質なプランになっていると言い切れる。 親戚や近所の人達が力強いこの上棟に対して、有難いお声掛けて下さる。 こちらも嬉しく、気持ちの引き締まる思いです。 平澤　政利

土曜日の午後にお越しのY様ご一家は、お子様２人とご夫婦の、４人でのご宿泊でした。 外気は、やや過ごしやすくなってきていますが、体感ハウス内の気持ちいい空気感にはご納得して頂いた。Y様邸のプランづくりは進行中でもあり、そんな中で住み心地の再認識でもある。 居間にて、図面打ち合わせを佐藤が進める。 形に近付く楽しそうな雰囲気であった。 その間に新規のお客様が来場された。 私が対応させていただく。 話を伺うと、涼温な家に住んでいるお客様の知人とのこと。 この涼温な家が静かに、しかも、力強く広がって来ている様で嬉しく思った。 より多くの方に、家づくりの選択肢として知って頂きたいものです。 今朝、体感ハウスでY様と挨拶を交わす。ご家族皆様の共通の言葉は、 「朝までグッスリ眠れた。」 であった。 「エアコンの風を気にする事なく、とても気持ちよく眠れました。」 と、嬉しそうに話してくださる。 繰り返しの事ですが、この体感ハウスは、元々ソーラーサーキットの家として建てたものです。 進化してSA-SHEの家と進み、今は涼温な家の体感ハウスとなっています。 ソーラーサーキットの家は、基本ができている家です。 この空気感に進化することができる家です。 特に、全熱交換型換気システムと、CDエアコンによる快適環境とランニングコスト改善は、注目される内容です。 平澤なりに、サポート、相談に精一杯向かっております。 平澤　政利

長岡市和島にて、S様邸の涼温な家が上棟した。 前日に土台の敷き込みが完了、２１日より建て方開始。 大きな屋敷の一角を整地して、この涼温な家を建てている。 長年、家づくりを検討し続けてきたことを伺っていました。よって、ハウスメーカーも検討してきたが、涼温な家を知って一気に家づくりが固まってきたとおっしゃる。 こだわりを持ち続けているご家族は、求める家がはっきりしていると感じる。 それにしっかりと応える建築屋でなければならない。 大切にされているお母さんと同居の家です。 介護を必要とされているお母さんにとって、この涼温な家は体の負担を少なくしてくれ、そして爽やかな心地良い空気は、必ずやお母さんを活性化してくれるものと信じております。 注目の家づくりが進みます。 平澤　政利

我が愛車、ダットサントラックが遂に30万ｋｍを走った。 メーターがその数字を表示するのを意識しながらその日は走る。 タイミングよく停車出来る道の事を考えて、メガソーラー発電所の広大な道を選んだ。 良く走るものです。 エンジンは抜群にいい。 そして、足回りもとても調子がいい。 年式の新しい車のほうが、不具合で入れ替えしたりしている位です。 会社設立から一緒に走り続けてくれている。 ひとつの節目に写真を撮り、ありがとうと声を掛けた。 可愛いから、２ヶ月に１回はワックスを掛けています。 15年乗っている車にしては綺麗であると、自負しています。 今日も現場を回り、不要材料を後ろに入れて資材置場に寄る。 働き者の相棒なのです。 平澤　政利