2014.11.19
消費税率2%アップ前の動き
現行消費税8%から10%導入が延期される。
いずれにしても、景気には大きな影響を与えることになると考えます。
ところで、皆様方はお気づきかとは思いますが、大手ハウスメーカー(大和ハウス・積水ハウス・住友林業等)の株価は今年最高値更新の位置にいます。
ご存知の通り、株価はその企業の業績指針でもあると言われています。
つまり、将来の業績を先取りして株価に織り込んでいきます。
そのことから住宅業界を判断すれば、来年、再来年は大きな市場として動くと見られているわけです。
8%消費税導入の時に見られた、お客様の心理を巧みに引き出し、駆け込みの大量受注をする。日本中が、本質はさておき振り回されたきらいがあった様に思いました。
「10%消費税前に契約を!」との言葉が、また氾濫するのではと考えられます。
大手ハウスメーカーには、独自の企業労力はもちろんあると思いますが、税率アップを揺さぶりの言葉に大幅受注をする様な気がします。
すでに、それによる受注増を株価は織り込んだ動きとなっているのが現状ではないでしようか。
建てる人には、本筋をしっかり持ってたしかな家づくりを進めてもらいたいと強く願っています。
2%の差額に変えられない大きな後悔を受けない為にもです。
平澤 政利