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2019.05.13
一晩寝かせて熟させる図面図書

つくり上げる設計図面は、あらゆる角度から集中検討しながら進めて行く事は今さら申し上げる事では無い。
そのエネルギーの入った完成図面を、更に一晩寝かせます。

進めている最中は頭の中はイメージ方向が強くあり、木を見つめつつ、離れて見える森や林の大切な方向を共有していなければいけない事にハッと気づくことがある。

私達の会社では出来た図面を一晩寝かす事にしている。
一旦図面から離れて、頭を切り変えるのである。
ワクワクするいいプランは集中により生まれて来るものであるから、頭の中にはその残像が必ずあります。

ある瞬間に今まで気づかなかった新たな解決策が見えてくる事は何度も経験してます。
それは正に思いの強さである。
設計や納まり方、住み心地、デザイン、シルエットへの思いの強さから生まれて来る啓示です。

センスのいい家は、美しく快適になると確信してます。
そんな物語のある家を創り上げて行きたい。

その過程の中で設計図面を一晩寝かせて発酵させる時間が必要だと考えます。

今仕上がったプランも、13日の気持ちいい陽射しの入り方を見たく、早朝7時過ぎに挨拶して敷地に入らせてもらい、あらゆる角度からプランを確認する。
今までは、午後の陽射しであったため、やはり新たな気づきがあるものです。

奥様より爽やかな笑顔で、楽しみに待ってますと言われる。
設計者として嬉しい言葉あり、修正したうえでの発送となります。

平澤建築事務所
平澤 政利