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2016.02.22
数値化競争の中で

K様邸の気密測定がK様ご家族立会いのもと完了した。
C値=0.2c㎡/㎡で、いつも通りの気密性能を確認したが、この気密性能について、K様ご夫婦は大変驚かれると同時に、我が家の性能の高さに満足されている様子である。

測定を終えた後も、断熱や気密、換気について話をしながら、再度私共の家づくりの考え方に共感してもらった。
特に、ご主人は家づくりに関して熱心に勉強されているので、断熱や気密が、いかに換気の重要性と結びつくのかを頷きながらの会話となる。

2020年に向けて、家づくりは今以上に数値化競争となるだろう。
特に、断熱性能や消費エネルギー等の数値は、各社が謳い文句として、次々と打ち出してくることが容易に想像できる。
大手ハウスメーカーは、大々的に広告してくるだろう。

しかし、その中で、数値だけにとらわれずに本当に求める家づくりを忘れないでほしい。
性能は数値で表せたとしても、住み心地や快適性、生活の豊かさは決して数値だけでは表現できないものがある。
そして、様々な要素が複合的に絡み合うのが、人間が生活する空間である。

営業トークの数値だけではなく、実際の建物で、その空気感や心地良さを、ぜひ体感して欲しい。
私共は数値の持つ意味を正しく理解したその中で、さらに数値化できない部分まで同時に追求した、家づくりをしている。

近々、家族が増えるK様にとっては、間違いなく、この涼温な家が最良の選択肢であったことを実感して頂けると強く思う。
同世代でありながら、K様ご主人の姿を見ていると、家族に対する思いやり、温かさに、頼もしさと格好良さを感じる。

佐藤 吉行