2021.12.10
リフォーム工事2
先回のブログにもあるようにリフォーム工事が進行している。
温熱環境を整えた家に改修してあげたいと思う。築年数が古いと断熱性が蔑ろにされていることが多いので、新築以上に気をつけないといけない。
部分解体をしていくと予測外な耐震壁不足に直面することが時々ある。
そんな時は、生活への支障が少ない位置に筋交などの耐力壁を設けることになる。プランを変更してでも耐震を優先させることも必要だ。
リフォームというと、単純な内装変更や設備変更などと簡易的に考えている方も多いかもしれないが、一定の工事となれば既存の構造材を確認することになる。
実際に構造材を現した時に、どこまでそれを耐震改善するかは、請け負った工務店、メーカーの責任・モラルに委ねられることにある。
お客様からは、
暖かく、涼しくしたい。
オシャレ、綺麗にしたい。
使い勝手をよくしたい。
という思いの中で、さらには、抑えた金額で可能な限り要望を実現したいと思うものです。
しかし当然ながら、これらの要望は、安全で丈夫な家であることが前提なのだ。
新築工事以上の知識、技量、経験、応用力、そして誠意までも求められるリフォーム工事。
要望を叶えるためにも依頼先の選定も、新築以上に難しいかもしれない。
単に安いからと工事金額だけで、選ぶことがないように、その依頼先の実績や生き方、考え方も参考にすべきだろう。
平澤建築事務所
佐藤 吉行