2020.04.10
涼温房という快適革命。
先日発売されました「住まいnet新潟」の最新号です。
換気が大切であると言われながらもここまで注目されたことはありません。
家づくりに携わっている者として改めて申し上げます。
涼温房は空気淀み無しの計画換気の家。
バランスの取れた換気により新鮮空気が隅々まで入れ換わり上質な温熱環境を創る。
隙間の多い家ではトータル換気は難しい。
自然換気とは室内外の温度差と風圧換気。
寒い冬暑い夏は室内外の温度差により空気は入れ換わる。ストーブ使用の時期、定期的な窓開けCO2排気はご存知の通りです。
快適な季節である春秋は、内外温度がほぼ同じ、温度差による空気の入れ換えは期待しにくいです。
温度差無しの続き間襖戸を開放し、隣の部屋を外気とみなし空気が流れるかを試せば頷ける事。
春秋季節は室内外の温度差無く爽やかである。
その時窓を開けても風がなければ換気はされません。
風のある時、対角2ヶ所以上の窓を開け、空気入れ換えは風圧による換気と言う。
無風時や春秋室内外温度差が無い時に自然換気はされない。
言葉で言うと長くなりますが、快適な室内環境持続には機械計画換気が基本。
第一種全熱交換換気は24時間住まいを快適にします。
2時間に1回、1日12回全ての空気が入れ換わる。
暑い寒い時期に自然頼りの換気は不快。
今こそ健康増進への温熱環境を伴った換気知識を身に付けたい。
平澤建築事務所
平澤 政利