昨日の完成内見会は、終日暑かった。 お施主様より事前にお声掛けをされていらしたこともあると思いますが、内見会にはH様の知人の方々が、午前、午後と大変多くお越し下さいましてびっくりしました。 私共で現在工事進行中のお客様や、来年涼温な家に建て替え予定で計画も進み始めている方にもお越し頂き、仕上げ確認の参考や夏の住まいとしての空気感をじっくり感じ取り、改めて、その心地良さを実感されていた様子です。 また、初めて内見会にご来場された方は、小屋裏のエアコン１台で一階も二階も、そして、小屋裏までもが快適、爽やかで驚かれていた。 特に、トイレ、洗面所の空気が淀みがちな所のこの気持ちの良さには驚きを秘めた感心の言葉でした。 さらに、現在土地探し中で相談中の方や、こちらも建替え予定の方もご来場頂きました。 このように人を幸せにする事のできる家。 住み心地に感動さえも感じる家は、もっと、もっと多くの方に知って貰うべきと改めて強く感じています。 知らないで家つくりが進んだら、後でショックを受けてしまう。 これが、日本の文化と言うべき住まいであると申し上げたいです。 また、この度の内見会にお越し出来なかった方には、 お盆の期間中 14日、15日、16日は 午前１０時より体感ハウスをオープンしております。 １台の小屋裏エアコンの快適性を是非とも、体感しにお越しください。 平澤　政利

K様邸宅の工事中に職人が住むアパートで皆と泊まり、私は早朝、新潟に向かう。 その途中高速道路を下り、S様邸宅の基礎工事、立上りとの一体打設の状況を確認、現場写真をそれぞれの角度から収める。 先日、佐藤がブログで紹介した現場です。 ご覧の通り、基礎立上りは構造梁であり、そのスパンのスラブごとの反力、強度を検討する。 さらには床下通気確保が必要であり、一階はこだわって根太仕様とし、床下の給気ダクト配管計画を行う。 必要に応じて梁にスリーブ抜きをし、そこにダクトを通して給気を満遍なく床下にも配る。 基礎図面に記入する事にしている。 梁となっている基礎に、人通口を設ける場合はモーメント、せん断力の最も少ない所とする。 その様なチェックの繰り返しにより、バランス良く給気、通気されながら基礎強度共に確保される。 この写真は、他の現場での配筋の一例である。 このように地盤の性質、地耐力、上屋の構造等によって、個別の基礎鉄筋対応とする事は言うまでもない。 強度がきっちり裏付けされながら、その中での力学的かつ経済的設計を、技術者は常に求められている。 暑い日が続きます。 塩分と水分をきっちり補給しながら、夏の仕事を頑張って進めたいものです。 平澤　政利

６日朝８時建て方開始。 松田棟梁を始めチームとなっているレッカーのマルヨシさんも、高速道路を通らず２日間泊まりこみで手助けしてくれる。 職人達は、全て新潟から来ている。 日々、工程通り進行中である。 杭工事、基礎工事と、職人も早朝６時頃には現場へ向かって出発しているらしい。 150km離れている現場でも、朝の８時には建て方は始まっているのだ。 思いを共有してもらい、一生懸命頑張っている皆に心から感謝しております。 松田棟梁達は、これからの三ヶ月程は、私共が借りた現場近くのアパートにて自炊をしながら、涼温な家を仕上げていきます。 これも、涼温な家をつくりたいと言って下さるお客様方への、我々の出来る範囲の負担軽減行動です。 昨日の夜は、私も皆と食事を共にして涼温な家を語りあった。 そして皆と一緒にアパートに泊まった。 この現場写真は、今朝のウォーキング時に撮影しました。 清々しい朝の空気の中で、TIPも光っていた。 平澤　政利

実家の隣に建つＭ様邸の引渡しを迎えた。 敷地の影響もあり、コンパクトな佇まいながらも開放感のある室内と、変わらない涼温換気の空気が流れる、涼温な家である。 建築物は、法的規制や立地条件等から受けるものが厳しいからこそ、普段考えもしなかった画期的なアイディアが生まれるものだ。 Ｍ様邸も当初プランから、動線･部屋配置はもちろん、光の取り入れ方なども熟考し、進行中の現場でもさらなる追求を続けた。 ご実家との程よい距離感は、子育て世代であるご家族にとっても、お互いの安心とつながりを、より強めてくれるものだろう。 暑い夏の引渡しでは、玄関に入るなりご家族皆様が「あぁ～涼しい！」と一様に安堵の表情を見せてくれる。 当然、私も同じ気持ちである。 資料を一式抱えて玄関ドアを開けると、本当に涼しさと気持ちいい空気で満たされていることを実感する。 小屋裏エアコン１台で実現するこの爽やかさは、体感した人にしか分からない心地良さである。 今週末も３０℃を超える予報が出ている。 体感内見会と勉強会を開催するので、夏場の涼温な家を味わう絶好の機会となるはず。 ホームページに詳細情報も公開しているので、ぜひお申込み下さい。 佐藤　吉行

今年も８月２日、３日の両日に長岡まつり大花火大会が開催された。 ２日は日曜日ということもあって、５０万人近くの来場があったという。 妻の実家が長岡市で、さらには親戚のお宅が会場近くにあるため、毎年とても良い席でこの花火大会を観賞させてもらっている。 有料のフェニックス席にも近く、無料観賞エリアでありながらも、存分に楽しめる素晴らしい場所である。 復興祈願花火であるフェニックスは、平原綾香さんの「Jupiter」の音楽にのせて打ち上げられる。 視界に入りきらない程に、一面に打ち上がるフェニックスは、見る者を圧倒し、涙を流す人がいるくらいに感動を与えてくれる。 ３日には約５分間もの間、音楽と花火の競演。 止まることなく、打ち上がり続ける花火は言葉では表せないほどに素晴らしい。 今年の大花火大会は、戦後７０年、そして長岡市合併から１０年という節目の年であった。 正三尺玉の三連発などの今年初めての試みも数多くあり、いつも以上に見応えのあるものだった。 単発で打ち上がる花火も美しいが、長岡の花火大会には、フェニックスも含めて物語性のある花火が彩ってくれる。 すぐ目の前に打ちあがる臨場感とダイナミックな花火は、やはり体感しないと味わえない。 例年以上の盛り上がりと、美しい花火達が夜空に咲き誇った二日間であった。 佐藤　吉行

涼温な家に入居され、二ヶ月が経つO様からご連絡を頂いた。 今までの春先の中間期では、小屋裏のセンターダクトエアコン設定が、必ずしも冷房設定とは限らず、ドライ運転もありでした。 心持ち各階の温度差を感じる事と、子供室の一部に一坪半程のロフトを設けたが、そこの空気淀みを感じるとのことであった。 気密性能がきちっと確保されている涼温な家は、原因を突き止めれば改善はあっという間である。 すぐさま職人同行で改善する。 このように、計算上はクリアしていても、体感を心地良くすることが出来る家でもある。 連絡後の改善で申し訳ない事をした。 しかし、歴然と心地良くなった事に、改めて住み心地追求の家であることに、職人と一緒に誇らしさを分かち合った。 O様は嬉しそうな笑みを浮かべながら、 「今は、家に帰って来るのが楽しみで楽しみで、早く帰りたいといつも思っています。」 と、玄関先でおっしゃった。 感謝です。 平澤　政利

今年はトラックにて、津南町のひまわり畑に行って来ました。 午後４時過ぎの写真です。 朝日に向かって咲くひまわりは、午後の写真では逆光の風景となる。 こちらは西側から撮った写真であり、揃って後姿となっていることが楽しい。 多くの観光客がカメラを持って、ひまわり畑に来ている。 その会話である。 「ねぇ、このひまわりおかしいよ。だって、ひまわりって太陽の方向を向くはずなのに、太陽を背にしてる！」 と、午後４時過ぎに西側から見ているグループの会話に一言だけ言いたい気持ちでもあった。 こちらは８月上旬に満開になる予定。さらには、第３畑ではお盆が見頃になるように植えてあるとのことです。 合計５０万本のひまわりは圧巻です。 同時に越後妻有では、「大地の芸術祭2015」が開催されている。 大地を使ったアート作品が広い範囲の各地で見かけられる。 平澤　政利

「爽やかさを一枚の写真で表現せよ」と言われたら、「涼温な家」のイメージを言葉無しで、この写真１枚で伝わるでしょうか。 空気を写真や言葉で伝えることは難しい。 嘘が無く、尚且つ頷けること。 空気は、言葉より視覚の方が掴み易いかもしれない。 もちろん、体感に勝るものはありませんが。 堤防道を通っていて、爽やかな快適シーンをイメージしてシャッターを切りました。 平澤　政利

木造２階建ての住宅等(いわゆる四号建築物)では、現在は確認申請時の構造計算書の提出は求められていない。 これは、もちろん構造的な安全性を確かめなくてもよいという意味ではない。 建築士の責任において、建物の安全を検証することは当然の責務である。 私共の家づくりは、今では全棟が「涼温な家」である。 再三ご紹介している通り、断熱･気密･換気の考え方で空気の質は大きく変わるもので、住み心地に直結する要素と言ってもいい。 これらは、建物の安全が大前提となることは言うまでもない。 建築基準法に定められた最低限の基準をクリアすることは当然のこと、その土地や建物によって一棟一棟ごとに計算書を作成し、確認しながらトータルで家づくりは進んでいく。 構造計算というと多くの人が、その建物のみの安全性をイメージされるのではないだろうか。地盤や基礎は、なぜか忘れがちな気がする。 土地に定着するものが建築物である以上、地耐力や基礎設計は建築物全体の安全性を確保するうえで、最も重要である。 近隣のデータを参考に、その土地のおおよその地耐力を確認することは可能であるが、建築前には必ず地盤調査を行ない、正確なデータを基に、その補強工事(地盤改良)を検討することになる。 そして、建物の自重や外的要因の様々な荷重や力を、無理なく伝えるように、基礎、建物の構造が検討される。 基礎は建物に加わる力を、均等に地盤に伝えるための重要な役割を担う。 瑕疵担保保険制度が施行されて以来、鉄筋検査や躯体検査が義務付けられたが、私共は鉄筋検査を行う資格を得て、自社にて、厳格に行なっています。 配筋状況や定着、継手長さ等の確認に加えて、ミラポリカフォーム(防蟻性基礎断熱材)の納まり、施工状況も同時に確認する。 住み心地の良い、空気の気持ちいい「涼温な家」も、地盤や基礎によって安全に支えられていることを忘れてはならない。 佐藤　吉行