これは、数年前の今頃の写真です。 水原の瓢湖脇の菖蒲園内水路に、鴨の親子が散歩(？)しているところを偶然見かけた。 思わす携帯電話で撮影しました。 菖蒲の時期の写真を振り返って見ていたら、ほのぼのしたいい感じだなと思い載せた次第です。 この瓢湖も名前が知られ、中国からの観光客も多いとのことです。 冬場は白鳥が飛来し、春は菖蒲、夏は蓮の花が湖一面に咲きます。 ちょっとしたスナップ写真はタイミングが命。 こちらは鴨と同時期に撮影しました。 今年の菖蒲はこの日曜日頃が一番の見頃でしょう。 楽しい写真は、改めて眺めても新鮮な嬉しさが出てくるものです。 自分だけで収めておくのが勿体無いと勝手に思い、公開しました。 平澤　政利

各現場には、次々に断熱センターダクトが取りついて行く。 建物の大きさや、平面計画によっては、センターダクトは二本の仕様となることもある。 安定した計画給気量を確保する為である。 これから排気経路のダクティングが始まる。 ダクティング計画図面に基づき、更に微調整をしながら、設置していきます。 空気の質は科学的理論の上に成り立つ。 住み心地の良さの到達には数値の良さが不可欠です。 そこに、さらに経験と思いの強さを加味して行く。 かなり地味な作業の繰り返しが、涼温換気には求められます。 その結果としての住み心地ですから。 住む人にとって綺麗であり、気持ちの良い空気が、よどみも無く、快適であることが何より重要なのである。 工事現場の中で常に誇らしくあるセンターダクトは、お客様を始め、玄関を開けて一歩足を踏み入れた人達にある種の予感を与えているのです。 センターダクトありがとう！ と、私は呟く。 平澤　政利

今日は、東京の芝パークホテルにて、「いい家」をつくる会のセミナーに出席させて頂いた。 「涼温な家」のさらなる性能を高めるべく、建物としての進化、そして使用される機器の進化等、内容は多岐に渡る。 ここでも一貫して、まず建物本来の性能が高いことが前提であることは変わらない。 全熱交換型換気システムやＣＤエアコンも、より省エネ効果の高いものが、新製品として開発される。 しかし、当然ではあるが、住み心地を大切にしていない家づくりでは、涼温な家の空気環境を再現できるわけではない。 あくまでも、「いい家」としての基本性能が根本にあってこそのものであることは言うまでもない。 そして、この基本性能の高さは、１つ１つの地味ともいえる作業の結晶なのである。 今後の住宅市場としての方向性、その中で「涼温な家」の認知度の高さを再確認した。 松井会長を始め、全国の会員各社の熱い思いを、真摯に受け止め、私共もより一層の努力をすべく、気が引き締まる思いであった。 セミナー後には、懇親会にも出席し、各地の会員の方々とも交流を深め、貴重なお話も聞かせて頂いた。 私にとっては、全国の会員の皆様と、このようにお会いする機会は初めてであり、会全体の雰囲気にも少し緊張もしていたのだが、濃密な時間を良い緊張感の中で過ごさせて頂き、感謝致します。 とても刺激的な１日でした。 佐藤　吉行

昨日、TV取材をさせて頂いた「涼温な家」の放送があった。 前にも書きました通り、取材時間は長いが放送は僅かです。 その映像の中で、快適な住み心地をどれだけ受け止めて頂けるかが、気になるところであります。 精一杯に話しているのですが、自分の姿は恥ずかしく思う。 とても野暮ったさを感じます。 未だにこの涼温な家の快適さを知らずに、家づくりを進めている人が余りにも多いと、自分たちの努力不足を反省させられます。 知らない事が勿体無いと思う心地良さがあります。 通過点としてでも、是非、体感ハウスにお越しください。 動画はこちらのページからご覧ください 平澤　政利

梅雨入り前にも関わらず、暑さによる室内の温度差に悩まされている方も少なくないだろう・ 私のその一人だ。 温度差という言葉を聞くと、多くの方が冬をイメージするかと思うが、夏の温度差は、より体感的な不快を感じることだろう。 以前にも紹介した私の家では、1階と2階の温度差が10℃近く生じることもある。 そこに湿度の差が加わることで、温度計以上の不快感を感じることになる。 階段を上っていくと、途中で温度差の境界がはっきりとわかるほどだ。 これは、単純に断熱性能の悪さ、そして換気がされていない建物であるからこその所以である。 先日の平澤のブログでも紹介した通り、外断熱ではない小屋裏は、今の気候でも50℃近くまで上がる。 この熱された空気が、常に2階の天井裏に換気されることなく停滞していると考えれば、当然のことながら、2階には不快な温度差ができる。 夏を主体として考えられた、在来の日本家屋においては、往々にしてこのような状況が生じているのではないだろうか。 いつも「涼温な家」と比較してしまうのは、私の家にとっても酷だが、工事中の現場の方が爽やかであることは言うまでもない。 佐藤　吉行

建築士法改正に伴う講習会に出席し、再確認受講した。 改正建築士法は、この6月25日より法施行となる。 事務所登録の更新は、新しい書式による提出が義務付けられている。 この度の改正では設計契約等の、より明確化を謳っている。 150人入る会議室は満室であり、静かな空気が漂っていた。 「いい家」をつくる会のセミナーでは、いつも最前列としているが、スライドの無い講習会は後でも同じです。 社会的責任の強まりは当然であり、姿勢を正した職務を全うする。 平澤　政利

（※写真をクリックすると拡大表示されます） このデータは、5月28日の体感ハウス各所の温度推移グラフです。 この日の最高気温は、午後1時の28℃でした。 それを追うかのように、外断熱していない小屋裏は47℃へと上昇していることがわかる。 体感ハウスは南向きであり、夕方の日差しもしっかり受ける条件での測定データです。 通気層を持っている外断熱の小屋裏は30℃を超えていない。 外断熱の家は、それだけでいかに省エネであるかがわかって頂けると思う。 これからもっと暑くなります。 小屋裏は外断熱をしていなければ、55℃以上になります。 ちなみに、黒系の屋根の表面温度は、65℃以上にもなります。 同じようなことが、外壁内にも言えます。 通気層のある外断熱の壁体は、熱の入り込みと蓄熱がほとんど無いため、グラスウール充填断熱のように、断熱材そのものに熱が溜まることがない。 在来の家でご経験があると思いますが、強い夕日に当たっている西側の部屋は、夜10時頃になってもグラスウール断熱材に蓄熱された熱が、部屋の中へ輻射熱として出てくる。 夏の壁面暖房ですからたまりません。 昔の土蔵つくりをご存知ですか。 屋根を浮かせ、通気を取り、建物内に熱を伝えない工夫をしています。 つくり方によって、蔵の中に入れているものを安定した温度で保ち、守ろうとしています。 先人の知恵に科学を加えた家づくりが、涼温な家なのです。 改めて土蔵をじっくり見て下さい。 理論が見えてくるはずです。 平澤　政利

S様邸宅を月曜日から建て方を開始した。 二面道路の角地に建つ和モダンの家である。 逞しく、元気な兄弟の秘密基地が内臓されている楽しい家であり、涼温な家だ。 ずっと、体感ハウスで打ち合わせをしてきた。 その打ち合わせの間、兄弟達は、体感ハウス内を遊び廻る。 見ていると、一見荒っぽそうな遊びの中で、弟は強さが蓄積されて頼もしく格好良い。 伸び伸びした素直で元気な兄弟の家が建っていく。 実家が近くにあり、行ったり来たりできる良さの位置です。 ここのところ、和瓦の家の上棟が続いている。 TIP構法の檜材はここでも、道行く人を引き付けている。 平澤　政利

地鎮祭終了後、O様邸宅の引き渡しに向かう。 多くの取扱説明書や図面、書類一式、そして玄関の鍵をお渡しする。 涼温な家を将来に渡り快適に過ごして頂く為には、なんといっても外気の汚れを綺麗にしてくれるフィルターの掃除は不可欠です。 掃除や維持管理のし易さも、この涼温な家の大きなポイントであり、魅力でもあります。 その掃除の仕方、運転方法を佐藤が丁寧に、分かりやすくご説明する。 お子様がその係になるべき雰囲気もありながら、ご家族全員が真剣な眼差しで佐藤の説明を聞く。 これからは快適な空気を思う存分堪能して貰える。 その説明の仕方をじっと後で見ていた。 丁寧な説明でありながらも、熱く語っていた佐藤の姿が、頼もしく、微笑ましかった。 平澤　政利

天気にも恵まれた日曜日に、Ｏ様邸のお引渡しを迎えた。 気温も上がり、お昼前に小屋裏から隣のガルバリウム鋼鈑の屋根をレーザー測定器で表面温度を測ってみる。 何と、60℃を越えていた。 当然黒い色のO様邸の屋根表面温度は同じと言える。 そんな中で、涼温な家は、玄関を開けるとひんやりと涼しい。 最上部の小屋裏ロフトですら、25℃台の温度を示している。 もちろん、エアコンはまだ稼動していない。 打合せの時にも遠方よりお越し頂いていたお兄様御夫婦も同席して下さり、体感ハウスよりもさらに高性能な、この涼温な家を体感してもらった。 Ｏ様ご家族もエアコン無しでの、この温度と空気には改めて驚かれていた。それと同時に、安心しているような表情すら窺える。 私共も何とも嬉しい気持ちになる。 お引渡しの約1ヶ月前から全熱交換型換気システムは運転させていた。 そして、メンテナンス方法等も説明し、確認してもらう。約1ヶ月という短い期間でも、フィルターには外の汚れや小さな虫が確認できる。 改めて、家族の健康を守ってくれる、これらのシステムの重要性と、維持管理の重要性を認識して頂いたことであろう。 二人のお子様の様子を見聞きしていても、新居での新しい生活にワクワクしていることが伝わってくる。 これから、もっと暑くなり、エアコンを併用していくと、さらに涼温な家の性能の高さを実感されるだろう。 暮らしていく中で工夫しながら、Ｏ様ご家族の生活に合った涼温な家であり続ける事をサポートしていきます。 佐藤　吉行