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2020.09.23
極上換気・新潟の温爽の家

上質なる住み心地実現は、24時間換気とエアコンの組み合わせであり、気密断熱がしっかりしている事が条件となる。
最近では試行錯誤に見えるものや裏付けも怪しいシステムを売りにしてる家づくり本、ネット表示を多く見かけます。

空気の質、淀み、掃除のしやすさ、メンテナンス、イニシャルコスト、ランニングコスト等が本来住む人側の立場になった設計や概念図であるべきはずが、建築側の一人歩き様相です。
大切な事は概念図より、その家に本当の上質なる住み心地が伴っているかです。
快適の質を問う時代となっている。

エコハウスのウソ2の著者である東京大学准教授前貞之氏の公演が以前新潟で開かれ、その時申し込みをして聞く事が出来た。
公演後、幸運にも急な事ではあったが氏との懇親会参加を認めて頂きまして、前貞之准教授と一緒に酒飲みながら換気談義をさせて頂く事が出来ました。
その席での前氏のことばが残ってます。それは液体の熱移動は比較的容易だが、気体(空気)は離れたところへ熱移動をさせる事は難しいと。
しかし、気密と給気排気がしっかりの家ではバランスのよい温熱環境をつくる事が出来る話に注目して貰った。

随分前の話ですが、、大手電気メーカー換気部材の不具合改善を申し入れるが受け入れて貰えず私共の測定分析データをメーカーに伝えようやく風量数値改善された経緯も過去にある。
不具合には真っ正面から向き合う危機感努力は怠れない。

快適温熱環境は、デザイン追求と共に住まいづくり不変のテーマと言える。

平澤建築事務所
平澤 政利