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2020.08.28
エアコン適切使用

連日、暑い日が続いております。在宅時間が多い今、熱中症が家の中でも多々起きているとニュース報道を耳にする。
特に高齢者の方は、温度感知が若者に比べ低く、家の中でも体温上昇により熱中症の危険があるとのことです。

家の造りによっては小屋裏に熱気だまりを起こし、その熱気がエアコンを消した夜中にじんわり伝わり寝室の温度上昇で睡眠中熱中症が起きる。
エアコンは適切に使い、健康環境を維持したいものです。

窓外にスダレを下げ、日中の強い陽射し熱気を外側で遮るのは効果的な方法です。
また、冷房してる時は外の熱気を入れたくないので窓開け換気をしません。
しかし換気は不可欠なことであり、CO2の排出を含め定期的に換気を行わなければなりません。
夏も冬もです。

こんな時期だからこそ、『換気』についてもっと知って貰いたいと考えます。
換気は四つに分類される。
第一種、二種、三種換気があり、窓開け換気は『第四種』。
お風呂、トイレ、台所の排気用換気扇は『第三種』であり、給気は自然給気。
病院など無菌室に用いられる給気用換気は『第二種』で、排気は自然排気。
気圧を高め部屋外部の空気侵入を阻止に用いられる。
『第一種』は機械によって給気排気を連続させる方法。

熱損失を減らす熱交換の『第一種全熱交換換気』を知って欲しい。
室内の温度湿度を無駄なく交換しながら換気を続けます。
その外気給入部に、空気清浄フィルターボックスを設けて、汚れている外気PM2.5や排ガス、花粉、黄砂を除去、綺麗にしながら新鮮空気を室内に入れます。
室内に置く空気浄化装置が売れているらしいが『外気を綺麗にして室内に取り込む』ことが理にかなっている。

更に換気とエアコンを一体に考えると快適とエコが得られます。その場合、システムの維持管理が容易であることが絶対条件であり、設置の方法に配慮が必要である。

平澤建築事務所
平澤 政利