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2020.04.24
瑕疵担保保険構造検査

新型コロナウイルス対策を考慮、人との距離をおき現場は静かに進んでいます。
所定の工程まで進むと第三者機関の構造検査を受ける。
筋交い、金物、防水、構造全般確認であり図面通り及び建築基準法、瑕疵担保保険に定められている基準への目視による現場検査である。
適合しなければ当然家づくりは進められない。

確認申請も建築基準法を始めとする行政の法的確認行為。
所定の規模以上の建築物では確認が降りてから建築可能になるのはご承知の通り。
建築に対して熱いものを持っている知識豊かな検査員は、構造設計に対してものを言いたいところがあるのではと推察するが問題部分指導是正となっている。
我々設計者責任において建物設計そして申請は行われています。
お客様要望のストーリー性加味反映をしながら。

全棟採用してるTIP構法。
耐震に優れた工法だが瑕疵担保検査では対象外。
写真の通り、土台と柱を固定し剛性を高め同時に、引き抜きに対しても威力を発揮。筋交い固定は圧縮側にクリアランスが設けられ耐震に粘りを保有。同時に木筋交いでありながら引っ張り力に対しても効いている。
検査時では外張り断熱完了にて内臓となっている。

また、基礎が出ている様に見えるのは薬品を一切使用しない防蟻専用断熱部分でネット張りしてモルタル二回塗りをした基礎であり、総厚さ200㎜。
上部に壁断熱が繋がる白蟻侵入を許さないノンケミカル外断熱です。
耐震や防水等、広い範囲で建築向上を自覚していなければならない。

全ては住み心地の為に。

平澤建築事務所
平澤 政利