体感ハウスから200メートルのところでバイパス接続道路の工事が何年も前から動いたり、止まったりとしながらゆっくり工事は進んで来た。
地盤は比較的軟弱地盤地域ではありますが、あまり見かけない道路工事工法を採用してる。
大型の発泡材を敷き詰める迄は高く土が盛られていまた。
その盛り土を全て撤去し、更に深くすき取った地盤に発泡材を敷き詰めている。
年月をかけて道路地中地盤を盛り土重量で圧縮させ安定を図り後に取り除く。一見二度手間なような事を道路工事では度々目にする事があります。
ある意味自然に対してスローの理論的なのは土木工事かもしれない。
盛り土を撤去し地盤を掘り下げ整地をします。
その上に軽くて面強度のある大型発泡材を並べる。
このような工法は30年以上前に造られたJR信越線さつき野駅プラットホームがあった事を懐かしく思い出しました。
土木工学で橋の橋脚があります。見えなくなる土の中、川の中、そして海の中でしっかり橋を支え続けている。
目立つ主役の橋を目立たず静かに支えるのが橋脚である。
本来のロマンを感じる。
平澤建築事務所
平澤 政利