先週土曜日の夜、小千谷にて行われた同級会に仕事終了後そのままトラックで向かい少し遅れての出席でした。
何十年ぶりに合う人もおり懐かしく会話に花が咲く。二次会も盛り上がった。
我々の年齢になると同い年と言っても生き方や考え方、行動の違いで随分雰囲気も変わるものと実感する。
ポジティブに生きた方が人生楽しい。
ビジネスホテルに予約宿泊した翌日、魚沼市のトミオカホワイト美術館に向かう。
来場者は私一人。静かにゆっくり作品を観賞する。
何度も来てますが作品は常に新鮮な感動を与えてくれます。
作品撮影は禁止となってますが館内写真は許可貰う。
この美術館建物ホールから見る八海山が雪国をこよなく愛していた富岡惣一郎氏と一体となっており、特に好きな美術館の一つです。
白い雪を表現する独特の手法はキャンパスを黒く塗った上に白い絵具を被せ塗る。
絵具が乾く前にヘラで削り落しなが下塗りの黒を現すことにより景色を創り出すのである。それは絵であるが詩でもあります。
白い絵具は年月が経つとひび割れ、黄ばみが発生する欠点がある。それを富岡惣一郎氏は諦めず長い年月の末、
とうとう絵具開発に成功する。それをトミオカホワイトと言う。
正に熱意と執念だ。
単に雪国を描くのではなくもっと深い物語が作品には秘めらてます。
氏は言っている。
画を難しく考えることはない。好きな画を見つけ、自分なりに感じとる世界を静かに楽しめばよい。 と
平澤建築事務所
平澤 政利