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2019.10.22
相当隙間面積C値

各現場ごとに気密測定が逐次進んで行きます。
排気ダクティングの済んでいるところは合わせて給気量排気量の調整、確定の為風量測定も計画図面に沿って同時に行なわれて行く。
それぞれの現場の気密測定結果は、ほぼ安定して相当隙間面積C値は0.2cm2/m2。
理想的な温熱環境換気が出来る数値だ。

全棟を必ず測定している建築会社は少ないと先日の構造検査の検査官が帰り際つぶやいた。
気密測定は検査対象外であるが換気計画には不可欠な測定であります。
確かに、工務店によっては、そんなに変わらないのだからもう測定しなくてもいいのではと怖い事を言う人もいます。
軽く見られがちな相当隙間面積の数値ですが、住み心地には大きく影響してくる事が隠されている風潮があります。
この数値は机の上で作れなく、必ず現場測定による書類だから担当大工職チームにより家ごとにばらつきが発生、お客様に不安をいだかせる造り手からは怖いものがある。

私共は引き渡し書類の中に必ず気密測定報告書として、データプリントと測定現場写真を添えてお渡ししてる。
構造体内における構造呼吸を阻害しない耐震TIP 構法と必ず一体の涼温な家は、詳細納まり図面や地盤調査報告書及び杭工事報告書と同じ大切な書類として保存して貰います。

住み心地は数値で裏付けられます。しかし、数値のみ追求の家は住み心地がいいとは言い切れず、空気の感性が主体的となる。
全ては事前の体感判断が家づくり依頼先決定には必要である。

健康寿命を楽しむ住み心地のいい家を手に入れる為に。

平澤建築事務所
平澤 政利