お盆の15日は台風によるフェーン現象で最高気温40度を記録した新潟県。
その日の午後、新規お客様が体感ハウスへ予約来場された。
玄関から二階、小屋裏へとその爽やかさを直接体感し、センターダクトによる全熱交換換気システムによる考え方に感心される。
しばらく体感ハウスで家づくりの事や土地の話をする。
その後、私どもが現在建築工事をしている涼温な家へ案内した。
時間は午後3時過ぎ。
建築中の現場温度はその家の断熱性能が率直に実感出来る処。
お盆休みで閉めきっている建物の玄関ドアを開けて一歩中へ、 思わずワー涼しい!の言葉が出た。
暑いことは暑いのだが想像をはるかに越える涼しさを秘めた暑さである。
特に二階上の小屋裏ロフトは注目のスペースである。
基礎、外壁、屋根の外断熱の威力が最もわかる場所だから。
現在、屋根断熱はミラホーム50ミリ+50ミリの板状W外断熱で合計100ミリの外断熱で屋根からの熱を遮熱する。
断熱と野地板の間には通気層が設けられ、熱気はその通気から放出してる。
冬は逆に空気が動かない為、通気層の隙間が保温の役目となる。
垂木内側には更に付加断熱として100ミリの充填断熱を施しているロフト。
工事中の暑さ体感をさせてくれないハウスメーカーの住宅。
工事現場への案内は初めてであり、貴重な体験だと言われた。住み心地性能は図式やエアコンの台数を熱く語る営業トークを聞くより真夏の工事現場を見せて貰う事がシンプルでわかり易い。
エアコンが無いのだから。
暑い18日日曜日の体感ハウス来場お客様も是非見たいとおっしゃる。
正午過ぎの現場に案内をし締め切りった室内温度を感じて頂く。
真夏こそ、締め切った建築現場に入って自分が本当に求めたい家の真実を見極めたいものです。
平澤建築事務所
平澤 政利