新潟県内には、古くから伝わる小正月行事に賽ノ神と言う神事ごとがあります。
去年のしめ飾り、お札を燃やし、今年一年の無病息災を祈願する。
芯に青竹を組み、その竹の周りを藁で囲い組み立てながら円錐の形に仕上げる。
地域によっては5メートルを越える大きなものもあり、部落の人達総出で午前中につくります。
点火時間は午後3時が一般的です。
ここ横越地域では雪が無く、ご覧の通りの賽ノ神です。
竹竿にぶら下げたスルメを火であぶり食べると、一年間健康でいられるので焼いて食べる。
近所の人達と挨拶しながら
熱い火に向き合い、顔を火照らせながらも美味しそうに焼けた。
大きな鍋の豚汁振る舞いも
ご馳走になり、体の芯から暖まった。
平澤建築事務所
平澤 政利