BLOG

ブログ
2018.12.09
家づくりの本質を感じとる事

住宅の設計においては、お客様より家づくりの要望をお聞きしまして、近隣環境を確認、多面的な考慮の上、建築地に落とし込みます。

生活のイメージを膨らませながらワクワクするような構想にしたいもの。
しかもシンプルに。
そして一つのプラン図が出来上がります。

家づくりはその先からが大事です。
お客様は図面に対しまして要望修正を多く求めてこられるのが当然であり、それが注文住宅の醍醐味でもあり、自分にフィットさせたい。
オリジナル性高い自分流でありたいと思います。
同時に修正が入る。
お客様と私共設計者は、本気でいい家をつくるべく思いが一致していなければいけない。
そこに知識と自由な発想と楽しい家へのエネルギーを注入します。
密度、完成度を高めるために大事な時間です。

この時、設計者たるものは、クライアントが求めている本質を言葉の中からからしっかり感じ受け取り、加味しながら表現する力が求められる。

単にお客様の言葉の要望通りで修正を行い、これでよろしいでしょうか?
では単なるご用聞きの事務作業でしかない。

設計者とは自分の持つ知識と創造性と楽しい付加価値提案を、全力で導きながら質を高める事にあると考えております。
よって、しっかりしたコンセプトを持ちながら共有して進まなければ迷走となります。
どれだけ長い時間打ち合わせ修正を加えてもゴールは見えて来ない筈です。

いつも話してますが、頼もしい信頼のおけるパートナーとしての位置、立場でなければならない。

よって自身を高め、本質を見極める努力と大義を持っている事が設計者、現場管理者には不可欠と言えよう。

平澤建築事務所
平澤 政利