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2018.10.06
平澤模型と白模型

住宅建築業界でも完成形を見るため、3Dが主流の現代でもつくられています。
設計事務所をはじめ、作られている多くはプレゼンテーション用に白模型と言って、専用厚紙をカットして建物の立体をつくるものであります。
平面のペーパーに家の外観や内部詳細を書いた設計図を見るより、三次元のリアルさを感じながら見れる模型はイメージを掴みやすく理解しやいものです。
平澤のつくる50分の1の模型は、建築の素材感まで現すために、カラーの質感にこだわりながらつくっています。

小屋裏、二階、一階、ガレージを表現し、屋根や各階を外すとそれぞれの中の間取りが覗ける。
アプローチや庭は計画図面を元に庭木を植え込む。
本棚や食卓テーブル、ベッド、ソフアー、TVを配置する。

日射しの入り方には平澤は特にこだわってます。
模型を方位に合わせ屋外に置き、窓から内部を覗き込みますと、何月何日の何時何分の陽射しがどの様に入るかリアルタイムに確認できる。
近隣に建物がある場合、その位置にその高さの段ボールをカットして置くだけで完成の住まいの陽射し状況が見える。

契約前に無償でつくる平澤模型は大きな意義のあるものとなっています。
美しい家は美しいシルエットとなり、楽しい家はワクワクする楽しい家の模型となる。

家は家族の物語のステージ。

平澤建築事務所
平澤 政利