個別エアコンが2台、4台付いていても、その1台のみがONであればエアコン1台で涼しい家と堂々とアピールされる。
夏は二階の寝室の扉を開放してエアコンを運転します。
冬は一階居間エアコンを運転する。
廊下や個室を造らず、広々した多目的スペースと吹き抜けの家。
子供室は無く、将来仕切りを付けた時に個別エアコンを
それぞれ取り付けますと説明される。
広い小屋裏スペースも必要に応じエアコンを取り付けますと。
リビング階段と吹き抜けを設け、夏も冬もいずれか1台だけエアコン運転するエアコン1台の家。
トイレや洗面脱衣室の扉は開放しており、使用時のみ扉を閉めます。
温度差を無くす為とは言え、普段便器が見えるのでは現実的ではない。
エアコンが何台付いていようが、その時1台のエアコン運転だから
エアコン1台の家。
換気の説明では、
ホルムアルデヒドが多く問題のある家には換気が必要です。
無垢をふんだんに使っている家は個別局所換気を壁に付けるだけでよい。
換気運転は出来るだけOffにすることで、夏の熱気や冬の冷気を家の中に入れない様にしますと説明される。
継続運転する家は、
家の中に有毒物質が多いから放出している。
冬の寒い外気を入れない為にも、換気扇を止めて過ごせる無垢の家が省エネであり、将来もメンテナンス不要と説明された上、 せっかくの暖められた室内空気を排出してしまうのは勿体な い事と言う。
新鮮空気の給気必要性は何処へ行ってしまったのだろう。
建築基準法は
国民の生命、財産を守る為に最低の基準を定めたものである。
と第一条に法の目的が明記されているが認識されているのだろうか。
平澤建築事務所
平澤 政利