今さら書くことでも無いでしょうが、家づくりを考え始めそれをカタチにすべく行動する際、先ずは住宅雑誌を購入したり住宅展示場へ行ったり、内見会に出向いたりします。
そして、営業マンの説明に耳を傾け、惚れ惚れする言葉に頷きながらトントン拍子で住宅建築の依頼をお決めになる方もいます。
又その反対で、常に慎重に、疑問を感じたら色々な情報を収集したり、ご納得した上で一歩ずつ進む方もいます。
しかしながら、その様な方の中には収集した知識で何が何だか解らなくなり、立ち止まってしまうのを見かけることもあります。
家づくりを失敗しないようにと思う余り、力みすぎて疲れて息切れしてしまうのです。
スタート段階で、住まいにハッキリした目的を持つ事が大事です。
自分が求める家が曖昧であると、行き先を考えずにとりあえず出発する様なもの。
それでは情報に振り回され、流されてしまうのは当然です。
どのような住まいを自分達は求めるのか、です。
結果求めた家がカタチになり、出来上がる。
木だけを見るのではなく、その木が位置している林、森を同時に見ながら全体の詰めを行う事です。
私たちの家づくりは森の部分です。
求めたものを秘めている建築屋に出会う事が出来た上、相性が合い信頼し合えたならば、その時点で既に家づくりの8割は成功だと、多くの書物でも言っています。
正にその通りだと思います。
何故ならば、お施主様のパワーを複数倍にさえもしてくれ、且つ修正へ導くパートナーとなるはずだからです。
そんな建築事務所でありたい、そしてその様にあり続けたいと思っております。
その目的地をご確認なさってから、家づくりをスタートしてほしいものです。
疲れなくて期待以上の家が必ず出来ると確信します。
平澤建築事務所
平澤政利