10月15日のブログでも基礎のことを書き込みしましたが、一体打設コンクリートについて改めての記事です。
この基礎は12月8日に上棟予定であるl様邸の工事進行写真である。
地盤調査データに基づき、個別に反力を求め、必要に応じては杭工事にて支持層で支えます。
しかし、深い層でも反力が求められない敷地もあります。
そのような場合の基礎設計は慎重を要する。
各スパンの合理的構造計画が求められる。
基礎に載る上屋の規模、重量や積載荷重、積雪荷重の構造計算を行う。
トータルバランスの取れた耐震構造の家でなくてはならない。
その中で、コンクリート厚や鉄筋量、鉄筋径が決まってくる。
地盤の熟知、対応は耐震設計の原点とも言える。
外周のみならず、耐圧盤を貫通するスリーブ配管にもしっかりしたバリアの防蟻対策内蔵型基礎である。
平澤建築事務所 平澤 政利