今年の初夏に体感ハウスへお越し下さいましたT様。
初めてお会いした時から、一種換気と三種換気の違いに着目されており、家を建てるなら一種換気の家をと、強いご要望であった。
その後の内見会にも足を運んでくださり、真夏の時期での涼温な家の爽やかな空気を十分確認しておられる。
検討されておられた土地購入相談確認にも平澤が同行して現地を見て、感じたままの事を伝えている。
その後土地の絞り込みが進み決断される中でも私共事務所に逐次連絡を下さった。
そしてプラン、図面が進み、早いペースで密度ある打ち合わせによってどんどん中身が濃くなる。
その全体像の内外を更に模型で確信をされる。
そして、昨日のご契約となったのです。
実は、出逢いの当初はT様が少しだけ用心されているような雰囲気を感じていた。
昨日ご契約の後に、T様とお話をしていて、その謎が解消した。
この涼温な家づくりに辿り着くまでに、数社のメーカーや工務店との間で家づくりが進行したことの話をお聞きした。
どこの建築屋との間でも、最初に話していた性能、建築費用等が、打合せを重ねていく度に覆されて行き、最終的には当初とは大きく違うものとなって来る事を話してくださった。
金額面や省エネ設備及び住宅性能についても、少し突っ込んだ質問をすると、答えられなかったり、または話に一貫性がないことに気付いたと言われた。
T様は、今まで話をされて来た建築屋の家づくりに気付き。止める決断ができたから救われたと思う。
もし契約された後に、この不自然さや不信感を持つことになったり、もっと住み心地のいい家がある事を後で気付いても同じだ。
同じ建築業に携わるものとして、いささか怒りを感じてしまう事実の話である。
平澤から教えられている建築屋としての生き方、人間としての生き方と照らし合わせても首を傾げることが余りにも蔓延している。
工法や家に対する考え方だけでなく、平澤建築事務所の姿勢にも共感し、私共との家づくりを決断されました事をしっかり受け止め、つくり上げます。
お互いの強い信頼関係の中でT様邸の涼温な家づくりもスタートする。
佐藤 吉行