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2016.09.28
パラグライダー

日曜日に中越方面に行く。
穏やかないい天気である。

次の打ち合わせまでに時間ができた。
忘れる位久しぶりの上越市の尾神岳に登りたくなり、吉川町に車を走らせる。
パラグライダーのテイクオフを見るためです。

18年程前にクラブのメンバー達とフライトに度々通った場所です。
山頂は以前より整備されており、人気のエリアである事が頷ける。

この日は安定した良い風もあり、皆さん次々と飛び立って行く。
日本海から来る風が尾神岳にぶつかり、アゲンストが掴み易く、リッジ飛行で高度を稼げる。
晴れた日中では、恵まれた地形の地面が温められて、サーマルが発生しやすく、その上昇気流を上手くつかまえると、機体はさらに上へと高く飛行する。

羨ましく思いながら見上げる。

次々とテイクオフしているフライヤーを見ていると、飛びたくてムズムズしてくる気持ちを感じる。
しばらく遠ざかっている間に、機体は随分進化をしていた。
その中でも、ハーネスの進化には目覚ましいものがある。

フライトするパイロットをしっかり包み込んで保護してくれるタイプになっており、より安全な飛行が可能になっていた。
レスキューパラ装着より遥かに理にかなっている。
自分が持っている以前のハーネスでは、ヘルメットの顎ひもを留めないままで、建築現場の足場の上に登って作業をするようなもので、今では持ち込みは出来ない装備だと感じた。

山頂のテイクオフは和やかな雰囲気ではあるが、安全マナーの厳しさは伝わってくる。

人気のフライトエリアは一流のマナーが求められます。
それはエリア存続の条件でもある。

本来は避けるべき事ですが、稲刈り終了後の田んぼを所定のランディング地点に届かない時の緊急着陸場とさせてもらっている。
秋のフライヤーの安心感を、地元の理解と協力で支えられている。

山頂の車のナンバーを見ると長岡、新潟が多いのは当然ですが、県外車に横浜、品川、福井、富山などの車が駐車していて、ここのエリアがメジャーになってきていることが分かる。
山頂では共にフライトしたことのある、以前のクラブ会員のT氏に出会った。
フライト前の慎重なラインチェックとその飛び方を見続けて下山した。

平澤 政利