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2016.08.29
Y様邸宅上棟

同じく新潟市東区にて、本日、涼温な家が上棟した。
気になる台風10号ですが、今日の新潟市にはほとんど影響は無く、晴れ間が広がる中気を引き締めながら着々と建て方は進む。


[午前10時の進行状況]


[夕方の写真]

この土地は、以前から親が所有しておられました土地であり、長い間近隣の方に駐車場として貸していた。

Y様は新潟市の出身であり、現在は公務員として東京にてご家族と共に生活されております。
家が完成した際には、ご家族皆様で引っ越して来られ、お子様達は新潟市の学校に転校となる。

私共のお客様には、現在のお住まいが建築地の新潟より離れている方からの依頼は多い方だと思います。

離れておりましても、要な打ち合わせには連休等を利用しまして体感ハウスにお越し頂き、空気感などを感じながら煮詰めて参ります。

また、ご家族皆様で宿泊もして頂き、涼温な家の住み心地を楽しみながら、分析をして貰い納得を頂く。

何より、信頼関係の確立が涼温な家づくりには前提条件です。
それにしっかり応える建築屋でなければならない。

その後の打ち合わせも、メールや電話のやり取りで図面修正が行われます。
新潟市近辺にお住まいのお客様と何ら変わらない中で密度を上げてきました。

Y様邸宅の地盤も、調査データから支持層が6メートル程下の深さに確認できる土地であった。
そこまでは支持力が少なく不同沈下が想定される為に、杭工事は不可欠と判断されます。
また、建築地には腐植土があるため、その対応として鋼管杭を支持地盤まで挿入した。


[鋼管杭打設工事]

建物の耐震設計は、必ずトータルバランスの中で行われなければなりません。
地盤と基礎と上屋は一体として、構造計算を行っていきます。
四分割法や壁量バランスなどと同等に、設計者としては地盤データには神経を使うところです。

本日はY様邸の上棟ブログのはずなのに、耐震の事が主体となってしまった。
要なところはしっかり写真を撮って管理を行ない、完成に向けて全力で進めて参ります。

平澤 政利