M様邸宅も建て替え工事です。

生前、お父様が楽しみながら造り上げました立派な庭がありました。
その邸園を基本的に活用しながら、平面計画も進む。

居間、食堂、座敷にロケーションとして、同時にバランスよく陽射しも取り入れる計画です。
家中どこでも温度差、空気淀みの無い、涼温な家は体に負担を掛けずに、心地よく生活を楽しむ事が出来るのが何より嬉しいと、いつも笑顔で打ち合わせをされていた。

段々と確信が強まってくる、このコトバ。

「涼温な家は、脳を活性化する」

健康増進をテーマに医学学会にて、ドクター達が発表してくれる日を楽しみに待ちたいものです。

８月４日朝の写真です。

８月５日夕方の写真です。

M様は本日もカメラ持参で遠くから嬉しそうにご覧になっていた。
一通りの話をした後に、ヘルメットを渡し、しっかりとアゴ紐を締めて頂き、建物内部へとご案内をした。

TlP桧斜め材から入ってくる陽射しの美しさに感動される。
桧の香りと力強いTlPは、まさに感動の上棟と言えます。
２階にも上がってもらい、屋根の外断熱50ｍｍ、プラス30ｍｍの合計80ｍｍ断熱と気密工事を確認してもらい、その上の通気層を見て屋根野地板張りである。

来週から屋根工事が動き出します。
お盆前のキビキビした職人の動きに、M様は目を細めてご覧になっていた。

秘めたる強さと性能には美しさがある。

平澤　政利