23日の夕方は、K様邸宅に伺ってご契約をさせていただきました。
上場企業の支店長を歴任され、現在は大手流通卸会社の部長をされていらっしゃる。
契約に際して、この契約書類は複写か?と尋ねられた。
私は、複写では無くそれぞれに署名捺印して頂く書類ですと申し上げた。
それならばと、大切にしている愛用の万年筆を取り出して、おもむろに署名記入を始められる。
今ではボールペンでのサインが主流であり、万年筆を使い書類に記入する事はほとんど見る事がありません。
契約書署名に際しては、図面や仕様変更箇所の書類内容をご納得されるまでご質問、ご確認されたうえ、頷いてからのサインです。
そのポイントを突いたK様のしぐさに心地良ささえ感じてしまう。
世界で重要な書面に承認や署名をするときは、インクのペンか万年筆で行っていたとのテレビ報道の映像が頭の中をよぎった。
そんなK様邸宅の涼温な家へ建て替えのご契約でした。
更地に向けた解体工事がスタートする。
平澤 政利