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2016.06.21
本物を目の前にして

先日、勉強会も兼ねた構造見学会を開催した。

お昼を過ぎる頃には、外気温度も30℃を越えて、外断熱の涼温な家を感じてもらうには、もってこいの状況である。

ドアを開けて、一歩中に入った瞬間の温度の違いに皆様驚かれる。
通風していなくても、断熱材にすっぽり包まれた涼温な家には、ひんやりとした空気がある。

工事中の現場であり、換気もエアコンも稼動していないが、建物の最上部となる小屋裏ロフトの状況にも感心される。

外断熱による断熱・気密性能によって、これだけ違うものかと納得されていた。
外断熱ではない小屋裏空間の暑さを知っている方にとっては、この違いを体感されただけでも大きな意味がある。

土台、柱と桧材の軸組工法であり、耐震のTIP構法の斜め材も全てが桧である。
桧の香りが広がる現場の気持ちいい安心感をも感じられたことだろう。

住み心地の質を決めるとも言える、断熱・気密・換気の実際をご覧頂いた。
一棟一棟でそれぞれ行なう気密測定機や風量測定、排気ルートのダクティングの様子も見て頂く。

完成した物件を見ることが多いお客様も、今回のように工事途中の現場での見学会兼勉強会はとても新鮮だったようで、イメージがより具体的にできると好評を頂いた。

スライドを併用して、実際の進行中現場で、本物の涼温な家を見ながらの勉強会は、いつも以上にお客様の共感があり、より強く心に響いたように見える。

佐藤 吉行