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2016.03.16
上質な空気と暖かさを求めて

涼温な家を検討される方は、もちろん共通して空気の質と温度差のない空間を求められる。

新潟という地域性もあり、お客様からの言葉としては、
「今の家(アパート等も含めて)が本当に冬寒くて、そのうえ、暖房すると結露だらけで悩ませられる」
というものが大変多い。

週末にご契約頂いたS様もH様も、今の住まいの不満を解決できる家を探されていた。
家づくりへの情報を集める中で、外断熱工法が良さそうであることは理解できるが、もう少し具体的な話を聞いてみたいと、体感ハウスにお越し下さったのが出逢いである。

外断熱による断熱性能だけではなく、それに連動した気密性、そして計画換気まで含めた、トータルでの家づくりを考えなければ意味がないことを伝えると、皆様なるほどと頷かれる。
そして、空気の流れを単純化したセンターダクトと、換気装置のメンテナンスの容易さを感じると、ただ単に外張り断熱とした家と、涼温な家の違いをも理解して納得される。

以前出席した講習会でも、完全に外断熱工法のみで家づくりをしている会社は少ないと感じていた。
断熱性能だけの数値を高めて、C値(気密性能)は測定していないところもある。当然のこと、義務付けられた程度の換気だけである。

1つの数値だけを追い求めた家づくりでは、決して上質な住み心地は得られないと思う。

断熱・気密・計画換気までトータルな考え方を持った、涼温な家づくりが、夏の完成に向けて新たに進んでいく。

佐藤 吉行