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2016.03.12
新潟での家づくり・ツブヤキシリーズ(6)

「設計者とは」

建築を行う行為とは、設計をし、施工、管理を行い、空間を造る事だと言えます。
それは多岐に渡り、広い範囲に及びます。

敷地の法的要因を熟知した上で、その要所を感じ取り、設計、ゾーニングに落とし込む。
ここには無限の可能性がある。
よって、その設計者の技量、発想力、建築に対する考え方、生き方さえもが設計に現れて来るものです。

また、組織の方針と家づくりの思いも出来上がりに必ず現れるものです。

設計者がどれだけ素晴らしい能力とアイデアをもって実践していても、経営者と基本理念が一致してなければ、偏った家となってしまうでしょう。

家づくりの絞り込みには、経営者の理念をコトバだけでは無く、感じ取ることが大事です。

それは、過去の完成した家づくりを見る事で、その建築屋のセンスやパターンが見えてくるはずです。
それが、これからの自分の家として予想できることなのです。

意外と見落としがちな、住んでいる人の住み心地の感想に耳を傾けることはとても大事なことです。

何故ならば、その建築屋に依頼してつくった将来の自分が生活をしている姿が、そこに見えるからです。 

いい家づくりの建築屋とは、アンテナを出して、正しい位置で、人一倍自己研鑽の努力を続けて、ノウハウ、技量、デザイン、センスを更に高め、提供できるように身につけて対応することだと思っています。

平澤 政利