先週の新年会の帰り道、20分程で行けるニノックススキー場に寄ってみた。
新潟市から最も近いゲレンデで、雪は未だ少ないがそれなりの賑わいであり、子供達の元気な声が響いて楽しそうであった。
自分の小学校の頃を思い出す。
山村の学校では、冬の体育の授業はスキーである。
リフトは当然無い。
裏山の畑斜面までスキーを担いで歩いて行く。
滑り降りるのは一瞬だが、スキーを着けて横になり、カニ歩きで山の頂上まで登るのは一苦労であった。
しかし、それが当たり前だから気にはならない。
二十歳過ぎの頃には、仲間三人で5月の奥只見の新緑の山を三時間半掛けて登り、山頂のわずかな雪を求めスキーをしたこともある。
まだスキー場が無い頃の話です。
降りる時もスキーを担いで降りる訳で、疲れる事をよくしたものだ思う。
雪国育ちは雪には強いのです。
平澤 政利