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2015.11.17
体でも感じる気密性能

15日の日曜日に、施主様立会いの気密測定を行なった。
午前中にはお引渡しを、午後からは打合せを1件控えていたので、測定器のセットは前日に完了させておく。

M様ご家族皆様で来て下さり、機械を目の当たりにして、少し驚かれた様子だった。
確かに、初めての方にとっては、仰々しい機械に見えるかもしれない。
精密機械だけに、取り扱いにも十分な配慮が必要である。

そして、平屋建ての広々とした空間にも、改めて感激されていた。

少し天候が心配だったが、雨も止んで無事に測定を終えた。
C値=0.1c㎡/㎡ という素晴らしい結果である。

お客様には、C値(c㎡/㎡)で説明するよりも、総相当隙間面積で、全体でこの程度の隙間しかありませんよ、と話すと、自分の家の気密性能の高さにびっくりして、職人達への感謝の言葉を伝えてくれる。
ちなみに、M様邸では、総相当隙間面積αA=13c㎡である。(約3.6c㎡四方)

奥様の実家が平澤建築事務所のソーラーサーキットの家でもあり、私共の家づくりのことは良く知って下さっているので、高気密の結果はM様にとっても当然のことだろう。

1番に感心されていたのは、現場の空気感だった。
気密測定機には、外気温と室温のセンサーがついていて、内外共に16℃台を示している。

しかし、午前中の雨の影響もあり、外の湿度は90%くらいだったと思う。
ほぼ同じ温度表示でも、室内は高気密性能のおかげで、じめじめした感じがなく、カラッとしている。
体感が全く違うのである。

数値だけでなく、全身で気密性能を感じる日であった。

佐藤 吉行