事務所にある、CO2濃度測定器を持ち帰り、自宅で測定をしてみた。
測定場所は寝室で、広さは約8帖。
私と妻、そして10ヶ月の娘の三人で寝ている。
隙間だらけの古い家で、もちろん換気装置は無い。
時刻は午後9:30。
窓は閉め切った状態であるが、部屋の扉は開けっ放しである。
濃度も基準値内で、体感的にも特に違和感は無い。
ご存知の通り、居室のCO2濃度は、1,000ppm以下とされている。
そして、これが朝6:30の測定値。
寝る時には部屋の扉は開けたままにしていたが、明け方肌寒く感じたので、扉を閉めたのだ。
基準値の2倍を超えて、2,100ppm。
家族3人で寝ていて、扉を閉めてから約1時間後の結果である。
気密住宅では無いのに、CO2濃度は短時間ですぐに上昇した。
体に違和感を感じることは無いが、トイレなどから部屋に戻ると、臭いや空気のよどみがすぐに分かる。
CO2等の汚染物質の濃度だけでなく、同時に臭いの除去、そして気持ちよい空気の維持のための換気装置の重要性を改めて実感する。
10ヶ月の娘の寝顔を見ていると、
「綺麗な空気の中で子育てをしたい」というお客様の言葉の重みが伝わってくる。
佐藤 吉行