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2015.08.28
各社家づくり勉強会

ここ1年程で、各ビルダーが自社の家づくりをアピールする勉強会が、目立って増えてきたような気がします。

勉強会の一つの共通点は、
他の建築ではこのようにつくっていますが、我社では、この工法であり、ここが違いますと。

また、〇〇を開発して、エアコン無しでも快適に過ごせます。
などと、アピールする会社もある。
ある1点をアピールして、そのために、ある問題が発生することには触れていない。

片寄った勉強会で「学ぶ」と、「そうなのか」と納得してしまう人が出てくる。
家を売ろうとするビルダーは、それが狙いです。

よって、「家づくりに失敗しないための勉強会」は知識のある人でないと、かえって危険な場合もあるのではないかと感じる。

場当たり的なことを提唱して、数年後にはクレームとなる。
その後は沈黙する。

「本物」というコトバも氾濫している。
どれが本物がわからないようなパンフレットも見かけます。

その中で、本当に家づくりを失敗しないためには、各社のトークを聞きに行くのではなく、求めている家をしっかり、ご自分の中に持ったうえで出向くことが大切と考えます。

それが、上辺の手法に惑わされない、感じる力を持った勉強会出席の仕方と思っております。

さらに大切なことは「直感」です。
デザイン、インテリアを超えた良質があるかどうかです。
幅広い理論と、その家が気持ち良いかの感性が大事です。

私共の家を求めて来られる方は、家族を大切にしていらっしゃいます。

この爽やかな時期の外気でも、それ以上の心地良さを住んで感じているとおっしゃる方々は多い。

良い空気の中で子育てをしたい。
ヒートブリッジというバリアを無くし、上質な空気の中でゆったり過したい。
また、活発に動きたくなる快適がある。

そんな家なのです。

あるお客様が、最後に一言、

「いろいろ見たり、感じたりしたけど、あなた方の工法が最も理に適っている」

と、涼温な家を端的に話してくれた。

勉強会で最も重要なものは、住む人側に立って行なわれているかどうかである。
それが一番のポイントなのです。

平澤 政利