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2015.06.14
今年の県展

今、朱鷺メッセにて県展が開かれ、一般公開されている。
今年は70回目の記念すべき開催でもあり、力作が多かった。

実は、私共のお客様には知的な方が多いです。
審査委員で無鑑査の方を始め、入選常連のお客様がいらっしゃいます。
展示作品にお客様の名前を見つけると、嬉しくなりつい作品に寄っていきます。
写真撮影は厳しく制限されていた。
入場者は年配の方が多くであり、知的で、品格を感じる人達です。
身近の知っている方が入選している事で、この県展は必ず来ている。

会場に入る。
作品を見る。
エネルギーと言うか、魂と言うか、注ぎ込まれている力が伝わってくる。
しかし、私は美術作品の見方を知らないのです。

改めて、審査委員の言葉を聞いたり、読んだりして、大きく頷いた。
知識を深めることは、見るものに対してより深みを感じて、入って来ると実感する。
全て奥深い事を伝えています。

以下審査委員である、日展会員、日本工芸会理事東京芸大教授、二科会理事等、そうそうたる方々の審査を受けて、入選が決まる。

その中の審査委員のお言葉は以下の通りです。

見て感じたことを絵を通じて表現することを意識すると、より共感を得られる絵になるだろう。
(審査委員評)

また、美術館では嫌いな作品の前でも、じっくりと足を止めて、対話するといい。
必ず気付きがあるものです。
と、奨励する理事もいる。

私も、少し作者に近づいて作品を楽しめる気がしてきた。

平澤 政利