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2015.05.13
展開図

平澤建築事務所では、木工事の展開図はほぼ図面化しない方だと思う。

それ以上の伝達手段と考えていることに、50分の1の住宅模型があるからです。
一棟一棟内部まで詳しく表現し、それを確認方法のひとつとしています。

主に内部、外観イメージを含めた完成時の共有確認が主たる目的です。

契約前に失敗しない家づくりのために、平澤が勝手に用意しているのです。

これは私共の家づくりの流れであり、分かりやすいとお客様からもご好評頂いております。

もう一つには、展開図の代わりに現場に直接原寸図を記入して、高さ、幅、バランス、使い勝手等を身体の動きまで見ながら微調整を行い提案し、進めています。

まさに共につくりあげるイメージです。
勿論、50分の1の各階平面図から始まり、立面図、基礎伏図、基礎詳細断面図、配筋図、TIP図、壁量バランス計算書、壁量計算書、換気計画図、換気計画書、電気配線図、水道給排水図、又はライティング図等々詳細はきっちり図面化する。

必要に応じ、杭工事、外構図、ガーデニング図を加える。又は、家具デザインするためパース等の詳細図面も書きます。
図面はかなりのボリュームになります。

しかし、この中に展開図を入れずに現場で原寸レベルで確認する手法が平澤流とも言えます。

設計図書で管理する事の中で、息を吹き込む様な工事管理は、お客様の主旨に沿うものであることが前提とするならば、管理者には必要な努力と考えています。

建築士として、経営者として。

平澤 政利