大きな住宅展示場では、このゴールデンウィーク中、人気キャラクターを動員し、集客に力を注いでいる。
更にそこに来場したご家族を、各社、呼び込み合戦の如く自社の建物に、導き込みを行っている。
圧倒的パワーに考えさせられてしまう・・・・・。
また、メイン通りの目立つ所に点在して建っているビルダー達の住宅モデルハウスと称する建物も、のぼりを掲げて、これまた呼び込みに全力投球である。
近年、共通して言えるキャッチフレーズには、
健康一番。
綺麗な空気。
美しい空気の家。
アトピーや、喘息の改善。
全館爽やか。
等々・・・・・
健康、空気のオンパレードである。
どれが本当か、本物か、パンフレットの説明文読んでもよくわからない。
営業マンに聞いても何となくいいことなんだろうなと思う位でよくわからない。
?はそのままである。
結果、今、住んでいる家よりはるかにいい。
明るい。おしゃれだ。温かく、涼しい。
だから、と進めて行く。
この様な家づくりは、未だにとても多いのが現実です。
そして何故そのメーカーを選んだのですか?の質問に対して毎年一番多い答えは、営業マンがいい人だったから。信頼出来そうだったから。と言う。
・・・・・言葉が出て来ない。
家を依頼するには、建築屋の経営者の理念は見届けたいものです。
設計者、全ての職人、チーム平澤の考え方、理念、そして技術力、熱意によってつくりあげるものですから。
私共もこの連休に打ち合わせ等にお客様が来場されました。
空気は理論の言葉も大切ではありますが、心地よく感じる感性を優先すべきが、正しい選択となると、言い切れます。
感じる力です。
今は春の爽やかな気候で、風も温度もなんと気持ちいいです。
春を楽しんでいたい気分になります。
しかし、ここ近年、大気は想像以上に汚れていることがわかる。
目には爽やかな青空が広がって気持ちよく見えるが、昨日洗車したクルマのボンネットがわずか1日で汚れが積もてしまている。
黒のボディーカラーだから一層見える。
どこかの住宅メーカーが言っていましたが、
「空気の浄化を家電にだけ頼っていいのですか?」
と。
それは、住まいのシステム化された家をアピールしているものであったが、キャッチコピーだけが、強く打ち出され、肝心な裏付けが見えなかったのは、私だけだったろうか?
正に家族の健康と、最上の住み心地を、共に求める時代の真っ只中です。
本物を見抜く目と、感性を身につけて、家づくりの道を歩んで頂きたいと、爽やかなこの春先にこそと、発信しております。
平澤 政利