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2015.03.26
少し遠方から

松井会長の3月22日のブログに、中国から注目が高まっていることが書かれている。
大切な住まいだからこそ、多くを検討します。そして心地良い住まいで良い人生を過したいと思うのは、国を問わず大半の人が考える自然な事と思う。

だから、人は「青い鳥」を求め、旅に出る。
有名な所には行ってみたいと普通に考え、出向く。
そこで「家ってこんなものなんだ。」と理解して、旅はそこが終着点となり、その先には行くことは無くなる。その様な家づくりがとても多いはずです。

有名だから、また、大きな会社だから安心できると思ってしまう。確かにそうかもしれません。
しかし、住み心地は会社の大きさと比例するものではなく、むしろしっかりと見極めなければならない部分です。

そのことを営業マンにぶつけてみれば分かりますが、高度で巧みなトークで、いつしか何となく納得させられてしまいます。
ただ、自分の家族を大事に考え、住み心地の本質を求めている人には、そのトークが通じず見抜けるのです。

すでに全国には多くの涼温な家が出来て、住んでいる方々がいらっしゃいます。
その住み心地感想の言葉が、真実を伝えていると考えるべきです。

意外と身近な人達が、旅に出て「青い鳥」を求めて行動します。
少し遠方の方が、わざわざ体感ハウスに来られて依頼して帰るケースは珍しいことではありません。

先日、晴れて気持ちの良い日だったので、K様に連絡をし、建築予定地にてプランニングイメージについて楽しく会話しました。
その方は、先日開業した北陸新幹線の活気に湧く、上越市に建築される。

これからプランをつくる段階でもあるのに、平澤の「涼温な家」に決心してのスタートです。
それに対して建築屋として、これほどありがたく、また身の引き締まる思いの仕事はありません。
最高の家づくりとは、最大の信頼関係の中で出来上がるものであると改めて個人的な思いを発信しました。

良い作品は、心の底からエネルギーを持って立ち向かわなければ、生れるはずが無いことは当然です。
今持っている自分の全てを、その一棟に入れ込むのです。
だから、お客様と業者の関係を超えた、ともにその方の家をつくり上げる最良の力強い、頼もしい、パートナーであるべきなのです。
その為に我々は心と技を高めて行かなければならない。

平澤 政利