昨年度のブログにも度々書き込みをさせて頂いております、滋賀県にお住まいのT様の涼温な家住宅と、住宅と同じ高い断熱性能を秘めた空気環境良い工房棟の二棟のお引き渡しである。
以前のブログにも書いてあります通り、T様は木工工芸家であり、東京や京都などにて展示会、個展を開いている。
カナダでの現地個展風景の写真も拝見いたしました。
生活に身近な器等々の作品が多いが、当然大きな作品も創作される。
そのT様との出会いは、平澤の体感ハウスに車でご主人お一人が訪ねて来られたことから始まる。
生まれが新潟県でもあり、良いロケーションと思わず深呼吸したくなる様な爽やかな土地を小千谷市近辺で探していた。
ホームページにて私のことを知っていて、ご自分で気に入ったその土地を見て欲しいと頼まれ、私の感じたことを含め、相談から始まったのです。
私共は、不動産業務をしていない。建築物語ステージとして、その土地を見る。そして、長年、建築屋として備わってきた直感を伝える。
そこには純粋に土地として、家族の展開をイメージして伝える。
だから、決断の参考になるのだと思う。
決定した今の土地は数ヶ月後出会った、二番目の土地である。
家づくりの建築屋との出会いによく似てるかも知れない。
一番目の土地も決して悪くはなかったが、いま一つすっと行かない空気がそこにはあった。
別な見方をすれば、そこで決まれば、今のこの素晴らしい土地との出会いはないのです。
直感と決断は一体で行動すると、いい結果になると、信じてよいと確信してます。
T様には小さな元気のいいお子様が三人いる。
自然いっぱいの中で育てたいとおっしゃっている。
現場立ち合いに何度かお子様を連れて来られた。
広々した、庭先の草むらの中で、私も一緒に蝶々を声を出して追いかける。
伸び伸び素直に成長することが感じられる。
又、温かい地域性も心地いい。
その引き渡しでした。
平澤 政利