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2015.03.14
新築のにおい

共に、昨日の朝7時の体感ハウスの写真です。
新潟の冬はとにかく湿度が高い。
写真でもお分かりの通り、湿度が90%以上になると「Hi」と表示される。
(もちろん70%等はしっかりと表示する)

若干過乾燥にも思えるが、私達は40%前後の湿度に爽やかさを感じる。
湿度計は、けっこう誤差表示をするものです。
4つの湿度もばらばらな数値を示している。
しかし温度・湿度は、体感している本人の心地良さを大切にすることが大事だと思う。
数値のみを前面に出して性能を語るより、「住み心地いいね」の一言の方が勝る。

先日、近くで10棟程を建売でオープンした家を道端から眺めていると、どうぞ中に入ってご覧になってくださいと声を掛けられた。
ありがとうございますとお礼を述べ、中に入る。
細部にまで棚がついており、デザインや色使い等もおしゃれに感じる。
「設備もさほど悪くない。土地付きでこの金額。考えてみようかな。」
と、思う人も少なくないだろうと自分は感じた。

しかし、工事進行中も私は見て知っている。
何より耐えられないのは、この空気であった。
息苦しい。刺激臭がする。
目が痛くなってきた。決して大袈裟なことではない。
しかし、これが普通だと思い込んで見ているお客様が多い。

新築のにおいだと話していた。
私はあの新築のにおいは苦手だと思いながら、その建物を後にした。

平澤 政利