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2015.02.21
住み心地の支え

本日も気密測定と換気流量測定を行なった。
特に排気ルートのダクティングに関しては、現場での微調整をも同時に行なう。

大工職のみならず、「涼温な家」づくりに携わる職人達は、この測定業務の大切さを認識している。
しっかりとした建物の基本的断熱・気密性能が確立されなければ、次の工事には進んでいけないことも理解している。
今となっては当たり前の作業になってはいるが、一般的な家づくりから考えれば、職人達の想いの強さは、ここにも強く表れていることが見て取れる。

気密測定を終えて、間違いない性能を確認してから、計画換気における換気流量をチェックする。
もちろんここでは、松田棟梁との立会いのもとで流量に過不足がないかを徹底的に確認する。
高気密や高断熱を謳っている家づくりでも、ここまで慎重に、かつ丁寧に確認作業をしているものはないだろう。

初めの頃は、なかなか思い通りの流量が確保できずに、何度も試行錯誤していた。
しかし、多くの経験から今では、とてもスムーズに測定作業も進んでいく。
計画段階で、構造と共にダクティング計画も同時に行なうからこそ、そして現場で一緒になって意見を交わしながら追求するからこそ、安心な住み心地へと向かっていくのだ。

陽射しが差し込む中で、真剣な眼差しな松田棟梁は、とても格好良かった。
この熱い想いも、お客様の住み心地の支えとなってくれるだろう。

佐藤 吉行