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2015.01.10
全力のサポート

HP内の「住み心地感想」にも書き込みをしておりますが、近年の電気料金の値上がりは大きい。
蓄熱暖房機を使用していると、その値上がりにはびっくりさせられることと思う。

電気料は、消費電力量によって金額が上がってくる。
その消費電力量に、毎月変動で「燃料費調整額」が一定額掛け算で加算される。
東北電力では、1kWhに対して1.52円(2014年12月分、2015年1月では1.58円)である。
さらに、太陽光発電の買い取り電力の割増分を、電力使用者に負担してもらう「再エネ発電賦課金」が、2012年7月よりスタートしている。
こちらも使用電力量1kWhに対して、0.75円(2014年12月分、2015年1月分も0.75円)が掛け算で加算、請求される。

注目しなければならないことは、安い夜間電力と考え使用していた電力量に対しても、同じ掛け算で金額が算出され、請求に上乗せされていることだ。

そこで節電策として、涼温な家でなくても補助としてエアコンを最大限使用して暖房をすることをお奨めしています。
夜間電力を活用して、朝までエアコンによる暖房方法の考え方です。
ソーラーサーキットの家、SA-SHEの家は、高性能な断熱・気密な家であるからこそ、効率よく暖め、なおかつ節電にもなる手法です。

注目して頂きたいのは、消費電力に対する暖房能力です。
消費電力1kWに対して、蓄熱暖房機の暖房能力は1kWです。
それに対して今のエアコン性能は、消費電力1kWに対して5kW位の暖房能力をもっています。
これを安い電気料の夜間に、熱として家の中に溜め込もうとするのです。昼間の1/3の電気料金を使用してです。
この時、アルデ換気システムは弱運転がお奨めです。
そして、蓄熱暖房機の蓄熱量は100%とし、放熱量を抑えて、節電するため温度設定は16度位におもいっきり低くします。
23度前後の室温はエアコンで維持させるのです。
蓄熱の放熱を抑え節電しつつも安心ありの方法です。
停電時には蓄熱が役立ちます。但し、不快なエアコンの風を避ける為にも、夜間お休みの際、リビングのエアコンを運転させます。
もちろん、寒い日中は継続運転を行ないます。
これは、暖房能力を求めつつ、消費電力を抑えることに効果ありです。
多少の一長一短はありますが、工夫しながら暖かさを楽しんで頂きたいと、心より思っております。

断熱、気密のいい家だからこその節電と暖かさです。
この提案はあくまでも、蓄熱の家全体を暖める考え方をエアコン使用の推奨であります。
個室エアコンの場合は必要な時に必要なだけの運転は変わらずです。

体感ハウスでは、2年以上前からHEMS等を最大限に活用して、ランニングコスト低減と安定した暖かさを追求しております。
多くのデータを基にお客様サポートとしています。
これも、「いい家」がベースであるからこそ出来るアドバイスと自負しています。

一刻も早くと昨年中も思ってきましたが、遅れていることが現状のため、まずはデータとアドバイスを同封しお送りしました。
社員一丸となって取り組んでおります。

平澤 政利