先日、Ｉ様邸の気密測定と流量測定を行なった。

堂々としたセンターダクトがＩ様邸の住み心地の大黒柱となってくれるのは、この写真からも感じられることだろう。

再三ブログにも書いているように、この二つの測定作業は、涼温な家の住み心地を決める重要ポイントとなる。
気密性能をしっかり確保しなければ、どれだけ優れた機械をもって計画換気をしても、それは何の意味も持たないのである。

気密測定結果、C値=0.14c㎡/㎡。
Ｉ様邸は比較的大きな建物であるために、センターダクトや換気装置も二系統の涼温な家。
換気部材の癖を理解しながら、ダクトルート図を作成しているために、大幅なルート変更もなく微調整をすることで必要風量の確保ができる。
これによって、安心して今後の工事も進められる。

外で作業をしていた細貝棟梁に気密測定の結果を報告すると、
「ありがとうございます」と一言。すぐに私も、
「お礼を言うのは私達です、ありがとうございます」と返した。
簡単な建物ではないが、大工職の皆さん達は、いつもしっかりとした気密性を施工してくれる。
これ程に、家づくりの考え方・姿勢を共有し、理解してくれる職人チームに支えられていることを改めて実感する。

新潟にも久しぶりの晴れ間が続いたこの日、心もほっこりと温まる一日であった。

佐藤　吉行